戦場ヶ原からこんにちは

日光自然博物館がお送りする奥日光の自然情報+αです。

8月おわり、9月はじまる

2009年08月31日 | お知らせ

今日は昼ごろからシトシト雨続き。

台風11号の影響はどうなることやらと心配したものの、

うまく反れてくれたので、台風の被害はないようです。よかったよかった。

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(写真:カナ)

 

さて、気づけばもう8月も終わり。

明日からは9月のはじまりです!

9月から変わることが2点あります。

 

◎ 赤沼~千手ヶ浜を結ぶ低公害バスは一時間に1本程度の「平日運行」になります。

運行本数が少なくなりますので、お越しの際は運行時間にお気をつけください。

運行時間についてはこちらをご覧ください。

 

◎9月から博物館有料スペースで写真展を開催します。

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きれいな写真、おもしろい写真、楽しい写真が勢ぞろいです。

期間は9月1日~11月末までです。

ぜひお越しください。

 

(はた)


名前の由来

2009年08月29日 | 自然情報

「ヤブジラミ」

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この植物の種はいわゆる「くっつき虫」、動物の毛などにくっついて遠くに運んでもらうという戦略です。名前はこの種の形と衣服などにくっつく様が、寄生虫の「シラミ」みたいなのでついたそうです。

確かにわかりやすい名前ではありますが、あまり良いイメージではないですね。

世の中には何かに見立てて名前がつけられた生き物はたくさんいますが、こんな風に可愛くない名前をつけられてしまったものもあるんです。

花は可愛らしいんですけどね。

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一方こちらの花は「アケボノソウ」。

Dsc_c

花びらの模様を夜明けの空に見立てて名がつけられたそうです。

他の生き物などに見立てた名前に比べると少しわかりにくいですが、花の模様から夜明けを連想する感性が素敵ですね。

このように名前の由来を調べてみると、おもしろいエピソードがあったり、名前を覚える助けにもなるのでオススメですよ。(しょ)


もう紅い?

2009年08月28日 | 自然情報

小田代原の草紅葉(くさもみじ : 植物が紅葉すること)は9月からと思っていましたが・・・

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もう、うっすら色づき始めています。

手前はピンクのホザキシモツケが咲き残り、奥は秋の色。

まさに、季節の移り目といった色合いです。

     

そして、小田代原の北西側ではアキノウナギツカミの草紅葉が広い範囲で見られますよ。

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この、アキノウナギツカミと言う面白い名前は茎に下向きのトゲがあり、触るとひっかかることに由来しています。

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ぜひ、この茎でヌルヌルしたウナギがつかめそうか、触ってみてください。(はる)


これなんだ!

2009年08月27日 | 自然情報

西ノ湖周辺を散策していたら、

こんな実を発見しました!

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まるでオクラのようなこの実、イケマという、つる性植物のものです。

形といい色といい、本当にオクラそっくりで、見つけたときにはびっくり

葉の下に隠れるように実っているので、ぜひ葉をかき分けて探してみてください。

  

奥日光では、あちこちでうっすらと紅葉が始まっています。

西ノ湖周辺では、ズミの真っ赤な葉が道に落ちていたり、カラマツの葉の色が柔らかい緑色、ところどころでは黄色に変わってきています。

ついこの間、夏らしくなったなぁと思っていたんですが、もう紅葉のはじまりです。

奥日光の季節の移り変わりの早さを感じたと同時に、

自然の変化をもっともっと発見していきたいと思った一日でした。(み)


たっくさん

2009年08月26日 | つぶやき

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久々に光徳沼にいってみると一面にバイカモ!

バイカモとは水中の藻に咲くお花です。

光徳沼で咲いているのはよく見るのですが、

こんなにたくさん咲いているのは初めてみました。

是非実際の様子をみにきてください!

きれいな水でしか咲けないこのお花。

こんな風景を大事にしていきたいものです  (カナ)