こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
■今朝の奥日光 15℃(博物館周辺 8:30)
今回は、昨年の4月にリニューアルオープンした「日光市霧降高原キスゲ平園地」に行って来ました。
ニッコウキスゲの花を楽しみつつ、なんと1445段の階段を上って来ました!
この階段は『天空回廊』と名付けられ、上まで登ると日光の山だけでなく関東一円が見渡せる展望台があります。
当日は霧がかかっており、関東一円のパノラマビューを見ることはできませんでしたが…
空を見上げると…!!
何も隠すものがないので、まさに天空回廊!と感じるほどの解放感です。
さて、ニッコウキスゲ の開花状況ですが
標高差があるためか上の方の斜面はまだ早く、下へ降りるにつれ花が増えていきます。
階段の途中には散策路があるのでゆっくり休みながら花を楽しむこともできます。
これから7月にかけてニッコウキスゲでいっぱいの本格的な見頃を迎えます。
まさに日光を代表する初夏の景色!楽しみですね。
ちなみにニッコウキスゲは、日光市の「市の花」のひとつにも選ばれています。
「一日花(いちにちばな)」と言われていましたが、実際は開花した翌日の夕方くらいにかけてしぼむ「2日花」です。 展望台などで全体的に景色を見ている時には気づかなかったのですが、写真を撮るために花に注目 して気づいたことがあります。 咲いている花のすぐ横にはたくさんの蕾がついていたのです。多いものでは5個以上つけているものもあり、今か今かと自分の出番を待っている状態でした。 よく見ると蕾の大きさもちょっとずつ違っています。 私にはまるでそれが兄弟のように見えてきました。 ニッコウキスゲは、私にとって温かい気持ちを呼び起こす特別な花となりました…! ぜひ日光の自然の中、自分にとって『特別なもの』を探しにいらっしゃいませんか!(玉) ■イベント情報 「奥日光いきものつながり調査会season4②」 暑い夏だって涼しい湯川周辺。植物や野鳥そして魚達。そんな彼らのいきもののつながりを観察しよう! 「親子で夏の滝探検!」 目指すは山の中の滝!山道を登って下って、川もジャブブジャブあるいちゃえ☆夏の探検にさあ行くぞ! 「戦場ヶ原ガイドウォーク2014」 夏の戦場ヶ原は見どころいっぱい! 「戦場ヶ原ナイトハイキング2014」 何かが待っている。みんなを待っている。いざ、夜の戦場ヶ原へ♪ 「中禅寺湖ナイトハイキング2014」 夜の中禅寺湖畔を探検しよう!どんな音が聞こえるかな?どんない生き物がいるのかな? 各イベントの詳細はコチラまで ■企画展情報 過去3年間の、「奥日光いきものつながり調査」の調査結果を大公開! 「ワクワク昆虫展」 各詳細はHPをご覧いただくか、日光自然博物館までお問い合わせ下さい。
ラッパのようにスッと伸びた黄色の花はひとつひとつ存在感がありました。
そう思うと、今咲いている花だけでなく蕾やしぼんでしまった花でさえ可愛らしく見えてくるので不思議です。
期日:7月6日(日)
期日:7月27日(日)
期日:8月2.3.9.10.16.17.23.24.30.31(土・日)
自然解説員と一緒に歩いて旬な自然を満喫しよう!
期日:8月2.9.16.23.30(土)
期日:8月3.10.17.24.31(日)
「奥日光いきものつながり調査展」
期間:4月5日(土)~6月29日(日)
はく製や写真の展示のほか、クラフト体験もできます。
期間:7月12日(土)~9月7日(日)
ヘラクレスオオカブトなど人気のカブトムシやクワガタムシが大集合!
昆虫のいろいろが分かっちゃうクイズやゲームも盛りだくさんです。
こんにちは、日光自然博物館です。
奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。
■今朝の奥日光 14℃(博物館周辺 8:00)
今回は、男体山を登ってきました。
男体山の山頂へは、
二荒山神社中宮祠の境内にある登拝口から
登ることができます。
まず、登山道の状況ですが、
残雪はないものの、
最近の雨の影響でぬかるみが多い状況なので、
特に下りの際には注意が必要です。
登拝口から4合目までは、
クワガタソウやニシキウツギなどの初夏の花々や
中禅寺湖畔ではもう咲き終わっている
シロヤシオなども楽しむことができました。
6合目では、暗いコメツガの林内にある岩の隙間に、
キラっと光るものが!!
ヒカリゴケです。細胞の中で光を反射するしくみを
もっている生き物で、のぞきこむ角度によって
キラキラっとその存在を知らせてくれるのです。
こういった岩の隙間をのぞくと・・・
このように見えます!!
7合目では、新緑が見頃を迎えています。
時々発生する真っ白な霧が若葉を包み込み、
淡い黄緑色がさらに鮮やかに見えました。
9合目まで進むと、ようやく芽吹き始めた木々や
ハクサンシャクナゲのつぼみ、タカネザクラの
可愛らしい薄ピンク色の花が目につきました。
(可愛らしいタカネザクラ)
それに、足元に目を向ければ、
高山植物であるミツバオウレンという
小さな白い花も咲き始めていましたよ。
(真っ白な花びらのミツバオウレン)
取材日当日は、曇り空でしたが、
時々雲が途切れる好条件に恵まれ、
雲の切れ間から中禅寺湖や戦場ヶ原などを
見渡すことができました。
それに、眼下に流れてきた雲が
山頂まで駆け上ってくる様子なども
見ることができたのです。
今回の登山では、
さまざまな状況を体感できて、
なんとも得をした気分になりました。
男体山の登山は、通常、往復で約6時間は
かかるコースであること、
そして最近は、午後になると雷が発生する
傾向にありますので、時間に余裕をもった計画を
立てられることをお勧めします。(たか)
■イベント情報
「夜の生きものさがし in 中禅寺湖」
期日:6月28日(土)
夜の中禅寺湖畔(歌ヶ浜Pからイタリア大使館別荘記念公園周辺)を自然解説員とともに散策するナイトハイキングです。どんな出会いがあるのかは、当日までのお楽しみ♪
「奥日光いきものつながり調査会season4②」
期日:7月6日(日)
暑い夏だって涼しい湯川周辺。植物や野鳥そして魚達。そんな彼らのいきもののつながりを観察しよう!
「親子で夏の滝探検!」
期日:7月27日(日)
目指すは山の中の滝!山道を登って下って、川もジャブブジャブあるいちゃえ☆夏の探検にさあ行くぞ!
「戦場ヶ原ナイトハイキング2014」
期日:8月2.9.16.23.30(土)
何かが待っている。みんなを待っている。いざ、夜の戦場ヶ原へ♪
「中禅寺湖ナイトハイキング2014」
期日:8月3.10.17.24.31(日)
夜の中禅寺湖畔を探検しよう!どんな音が聞こえるかな?どんない生き物がいるのかな?
各イベントの詳細はコチラまで
■企画展情報
「奥日光いきものつながり調査展」
期間:4月5日(土)~6月29日(日)
過去3年間の、「奥日光いきものつながり調査」の調査結果を大公開!
はく製や写真の展示のほか、クラフト体験もできます。
各詳細はHPをご覧いただくか、日光自然博物館までお問い合わせください。
今年度2回目の「奥日光いきものつながり調査会」を7月6日(日)に実施します。
こちらの観察会は参加費は無料(別途:湯滝駐車場の駐車料金1台500円)です、毎回多くの方に参加していただき、好評をいただいています。
今回は湯川(湯滝周辺)でオオルリ、ノスリ、マガモなどの野鳥や、エゾハルゼミ、アキアカネなどの昆虫を観察したいと思います。
湯川周辺の植物や野鳥も多くの種が観察できる、ベストシーズンを迎えています。この機会に日光自然博物館の自然解説を手軽に楽しんではいかがでしょうか。
参加者を募集しています。(とし)
今回は湯元周辺を歩いてきました。当日は雨が降ったり止んだりと、ぐずついた天気でした。
最近ご無沙汰だった、湯元の花の状況はといいますと・・・
シウリザクラ
ベニサラサドウダン
ピーク真ったっだ中!!と言いたい所でしたが、残念ながら少し盛りは過ぎてしまったようです。
ただ今回の目的はモリアオガエル!!
調度、雨が降り出しましたが、カエル観察には最高のコンディション♪♪
モリアオガエルのいる源泉に向かい、ジッと待機。
「カララ、コロロ......」。ギロの音のような声が源泉に響き渡ります。
声もかなり近いので期待が一層ふくらみます。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
どこ!?
絶対に近くにいるはずなのに、なかなか姿を見つける事は出来ませんでした。
何とか卵塊だけは発見。
あんなに元気に鳴いているのに、なかなか難しいものです。
泣く泣く断念して、歩いていると。
ヤマアカガエル
コチラは声は聞こえずとも姿を見る事ができました。
家についこもりがちな、雨の多いこの季節。
カッパなど雨対策をしっかりして、のんびり自然観察するのも、なかなか楽しいものです。
もちろん、「カエルを見るまで絶対帰らない(※ダジャレではありません)!!」なんて意地は、はらずに散策をお楽しみください。
(岩)