ココヨリトワニ

野球と文章書きに生きる男、空気王こと◆KuKioJYHKMのブログです。(人が死ぬ創作文があります、ご注意を)

定価で買った本を次の日ブックオフで見つけると軽く凹む

2008-11-14 23:00:06 | 雑談
今日のぼやき

○kskロワ
週末だしトトロ・ゼクトール組を予約しようと思ったんですが……。
ゲリラ投下されてるー!!
いやー、こいつは予想外。
まあ、第2プランがあったのでまだいいんですが。さあ、ウォーズマン書くぜー!


○自分ロワ第4話
ロワの基本、恐怖で我を忘れる一般人です。
今回白羽の矢が立ったのはりおんちゃん。
この子、原作でも自分は役立たずじゃないかと悩んだり、命を狙われて恐怖で硬直したり、メンタル面の弱さが描かれているのです。
でもって、犠牲者役はジョナサン。完璧な善人の方が、何というか無常感が出るかと思いまして。
最後のリサリサ先生登場は、まあおまけみたいなものです。
それから全体的に見ると、淡々としすぎているかな、という思いもあり。要精進なのです。


○地図氏のロワ
地図氏のブログでも、ついに自分ロワが始動。
以前話題に出ていたオカロワではなく、苺ロワという新企画だそうで。
24時間で強制終了とか、一つの建物内で行われるとか、実験的要素もたっぷりのようです。
しかし、参加作品のギャップがすごいなあ……。


○SINOBI
最近バジリスクにはまっているので、見てみたわけですよ。
まあ原作無しのオリジナル忍者ものと思えば、そこそこ楽しめました。
いや、朧と絃之助の性格が逆転してたり、
   小四郎がなぜか甲賀になってたり、
   念鬼がただの野人になってたり、
   左衛門が下手物になってたり、
   夜叉丸が「美しい顔」とか言われてるけどゾンビにしか見えなかったり、
   豹馬が雑魚もいいところだったり、
バジリスクと原作が同じだと考えちゃうととてもアレな感じだけどね!
まあ、蛍火はかわいかったけどな!
コメント (1)
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自分ロワ第4話 恐怖と少女とマシンガン

2008-11-14 21:32:42 | 自分ロワ
注意:残虐表現が含まれます。

森の中。伊吹りおんは、木の下に座り込みがたがたと震えていた。

(怖い……! 怖い……! 怖い……!)

彼女の思考は、そのたった一つの言葉に支配されていた。
伊吹りおんという少女は、決して平凡な存在ではない。たぐいまれなる霊感を持ち、それを活用して数々の怪奇現象を解決してきた。
しかし、彼女には一つ重大な欠点があった。それは、あまりに自分に自信がないこと。
自分を過小評価し、取るに足らない存在だと考えてしまう。そのネガティブ思考が今、彼女を普段以上に蝕んでいた。

(私は亜細亜堂先輩や兎屋先輩みたいに頭がいいわけじゃないし、水鏡先輩や光司くんみたいに強いわけでもない……。
 殺し合いなんかさせられて、生き残れるわけないよ!)

がたがたと震える彼女の手の中にあるのは、冷たい輝きを放つ機関銃。ここに到着した直後、りおんがデイパックから取り出した彼女の支給品だ。
そのぬくもりのない金属の感触は、りおんの恐怖心をさらにあおっていた。
だが、他者が襲ってくるかも知れないという思いが、武器をその手から離させない。
武器があるから恐怖し、恐怖するから武器を手放せない。りおんは、恐怖の連鎖の中で完全に平常心を失っていた。
そのりおんに、近づく人影が一つ。たくましい肉体を持つその青年の名は、ジョナサン・ジョースターという。
彼はりおんに気が付くと、走って彼女に近づいた。殺し合いの場で怯える少女を保護するために。
それは、完全なる善意に基づく行動。だが恐怖に神経をすり減らしたりおんには、そうは思えない。
自分に近づいてくる見知らぬ男。今のりおんにとって、それは自分に危害を加える存在に見えてしまう。

怖い。怖い。怖い。

そして、彼女の精神はついに一線を越えてしまう。

「きみ……」
「いやあああああ!!」

話しかけようとしたジョナサンに、我を忘れたりおんは銃口を向ける。そして、引き金を引いてしまった。
銃声が響き、弾丸が次々と放たれる。今まで銃を握ったこともない素人が、ろくに狙いも定めずに放った弾丸。
それらのほとんどは当然の如く、あさっての方向に飛んでいく。
だが「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」の言葉を実証するかのように、数発の弾丸がジョナサンの腕を貫いた。
鮮血が飛び散り、その一部がりおんの顔にもかかる。

「あ……あ……」

自分の行動が招いた結果に、りおんは絶句する。顔にへばりつく血の感触、そして臭い。
それらは、りおんの精神をますます追いつめる。
本来彼女が持ち合わせていたはずの利発さは、もはや存在していない。

(怖い怖い怖い怖い……。自分が怖い他の人が怖い何もかも怖い……。どうすればいいの!?)

恐怖に顔を引きつらせながら、りおんは立ち上がって走り出す。あれほどかたくなに抱きしめていた、機関銃すら投げ捨てて。
方向も確かめず、ただ全てから逃げるために。


「くそっ……。僕としたことが……」

残されたジョナサンは、銃弾に撃ち抜かれた腕を押さえながら呟く。
彼の身体能力なら、全ての弾丸をかわすことも可能だった。
しかし彼は、恐怖に怯える少女が自分に銃を向けるという可能性を考えていなかったのだ。
ジョナサンのお人好しが、悪い方向に出てしまった結果と言えよう。
加えて、りおんが撃ったトンプソン機関銃は彼が連れてこられた時代から60年も未来に生み出された兵器。
正しい対処をしろという方が無理な話だ。

(よし、腕はまだ動く……。痛みは波紋で和らげられる……。
 僕はディオと戦わなきゃいけないんだ、この程度で立ち止まるわけには……)

ディオ・ブランドー。
ジョナサンが青春を共に過ごした男。そして、倒すべき宿敵。
ウインドナイツ・ロットという村でジョナサンとディオは戦い、そしてジョナサンが勝利した。
しかし死んだはずのディオは、この殺し合いの参加者として名簿に名を連ねている。

(確かに倒したと思ったのに……。吸血鬼のしぶとさは、予想以上だったってことか……。
 ツェペリさんはもういない。トンペティ老師やストレイツォさんもこの殺し合いに参加させられてはいない。
 吸血鬼を倒せる波紋使いは、この場所には僕だけなんだ! 僕が、僕がやらなくては!)

決意を新たに、ジョナサンはその二本の足で歩き出す。だがその歩みは、すぐさま背後からかけられた声に止められた。

「さっきの銃声……。撃たれたのはあなた?」
「ええ、そうですが……」

質問に答えながら、ジョナサンは振り向く。そこに立っていたのは、サングラスをかけた黒髪の美女だった。
その美女は、ジョナサンの顔を見たとたん驚愕の表情を浮かべる。

「まさか……ジョナサン・ジョースター?」
「え? あなた、僕のことを知っているんですか?」

今度は、逆にジョナサンが尋ねる。しかし、返事はない。
彼女……リサリサはとまどっていた。彼女にとってジョナサン・ジョースターは写真でしか見たことがない人物……自分が赤ん坊の頃に死んだはずの人間なのだから。

ねじ曲げられた時の元、ここに二人の波紋使いが出会った。


【一日目・深夜 E-3 森】

【伊吹りおん@CLAMP学園怪奇現象研究会事件ファイル】
【状態】錯乱
【装備】なし
【道具】支給品一式、機関銃の予備マガジン×4、不明支給品0~2
【思考】
1:怖い怖い怖い怖い怖い怖い……
※本編終了後からの参戦です。


【ジョナサン・ジョースター@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】右腕負傷(波紋により痛みと出血は抑えられている)
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
基本:ディオを倒す。
1:目の前の女性と会話。
2:逃げた少女(りおん)を追いかけたい。
※ウインドナイツ・ロットでディオを倒してから、エリナと共に客船に乗り込むまでの間からの参戦です。


【リサリサ@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品1~3
【思考】
1:なぜジョナサンが……。
2:銃声について詳しく聞きたい。
※第2部終了直後からの参戦です。

※ジョナサンたちの近くに、トンプソン機関銃@ジョジョの奇妙な冒険が落ちています。


【支給品紹介】

【トンプソン機関銃@ジョジョの奇妙な冒険】
正式名称、トンプソンM1短機関銃。
ジョセフがストレイツォとの戦闘で使用した。

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