クマ子、クマ吉に脂肪を掴まれる。

毎日夜の１０時にはベッドにはいって就寝する早寝早起きクマ子夫婦。といってもすぐに寝るのではなくて、お互いベッドの上で少し読書したりマッサージしあいっこしたり、くだらない会話をしたり、３０分はだらだらと過ごします。

 

そしてどちらともなく眠くなったらそのまま夢の世界へ・・・。なのですが。先日、夢の世界に入る前に現実の世界をまざまざと見せつけられる事態がおこりました。

 

クマ吉はいつもクマ子を抱き枕のようにして寝ます。その日もいつものようにクマ吉とクマ子は向かい合い、クマ吉がクマ子を横抱きにするように寝ていたいたのですが・・・・

 

むにゅっ。

 

突然、クマ吉がクマ子の背中とお尻の境目についている脂肪をわしづかみしてきたのです。そして、こう言いました。

 

「すごいね、こんなところにも脂肪がついてるよ。」

 

掴み心地が良かったのか、なかなか脂肪を離してくれません。それどころか何度も掴みなおして「おお！今度はもっとたくさんつまめた！」と、どれだけ脂肪を掴めるかゲームを一人で始めています。

 

ショック・・・！！！

私、そんなところに脂肪あったっけ？？！！！

 

 

翌朝、鏡で確認するとお腹周りに加えて、腰骨の上あたりやお尻と背中の境目にぶるるんとした脂肪がその存在感をはなっていました・・・

 

ショックすぎる！！

でも身に覚えもあるんです。

 

このところ、食欲が半端ない。何を食べても満足せずに食べ続けてしまうんです。

 

昨日なんて、お昼にお茶碗２膳分の白米にカレーをたっぷりかけていただきました。それだけでは物足りず、その後チーズを食べて、アーモンドを２０粒ほど食べちゃって・・・。

 

おやつには和菓子をいくつか食べました。さらに夜にはお手製の大きめホットドックパンに巨大ウィンナー、キャベツ、ピクルスをはさんだホットドッグとサラダ、スープを食べたのに満足できなくて御飯一膳追加で食べて・・・。そんなクマ子の食欲にくま吉は一言、「良く食べるよね」。

 

ここのところずーっとこんな感じなのです。まるで妊娠しているかのような食いっぷり。食べても食べても満足感が得られない日が数か月続いています。週一回のリラックスヨガぐらいではとうてい消費できるカロリーではないし、太る一方。

 

なんか、変だ。

 

不妊治療をすると薬の副作用で太る、ということは聞いたことありますが、こんなに食欲が増すものだろうか・・・。

これは副作用というより自制心のないクマ子の問題なのか・・・。

 

こんなことを考えている間にもお腹が減っています。朝ご飯、めっちゃしっかり食べたのに。

ああ、嫌だ。醜くなっていってる自分がイヤだ。

 

なのに食欲を止められない。

 

誰か、クマ子の食欲をとめてくれ～！！！

 

 

 

 

 

 

 

 

世界が注目しているんですって。

浅田レディースクリニック品川に通院する機会が減っていたので、しばらくご無沙汰しておりました。さて、３回目の体外受精に向けて体を作っていっています。

 

今度の体外受精は早くて今月末、もしくは４月にはいってすぐになる模様。エストラーナという、例の悩ましき皮膚摂取型ホルモン剤も再びスタートしました。今日は体に４枚貼っています。来週は８枚貼る日もあるのでちょっぴり憂鬱なクマ子です。

 

先週末に久しぶりに友人に会ってきました。クマ子の地元の友人です。彼が出張で東京に来ていたので、クリニック帰りに品川でお茶してきました。

 

彼はコーヒーを、クマ子は紅茶を飲みながらお互いの近況を伝えます。男性に不妊治療の話をするのは気がひけますが、彼はお仕事上不妊治療の分野には詳しい人物。なので今、浅田レディースクリニックで治療をしていることを話してみました。

 

クリニックのこと。

治療のこと。

クマ子のメンタルのこと。

夫のこと。

 

一通り聞いた後、その友人がこう言いました。

 

「クマ子すごいラッキーだったな。浅田レディースクリニックは今や世界が注目しているクリニックだぞ。不妊治療件数が世界一なのに実績がワースト１の日本で、浅田レディースクリニックの技術はずばぬけているんだから。」

 

え？！！そうなの？！！そういえば通院中、何度か浅田先生が海外からの視察団を率いてクリニック内を説明してまわっている光景に出くわしたことがあるな。

 

彼曰く、日本の不妊治療はビジネスになっているそう。不妊治療と看板をだせば患者があちこちから集まる。だから技術がなくても結果がでなくても「不妊治療やってます」と謳うそう。

 

不妊治療は技術でその結果が左右される世界だから、患者は近くのクリニックではなくて、多少遠くてもしっかり技術が実績で証明されているクリニックを選ばないと最終的に治療費の払い損、なんてことになりかねないんだとか。

 

「そんな技術があるクリニックなのに私、もうすでに採卵３度目だよ。体外受精まだ２回しかしてないのに・・・なんだかなあ。」旧知の友人との会話で気が緩み、思わずクマ子の本音がポロリと口先からこぼれてしまいました。

 

そうなのです。クマ子は採卵で１回あたり６個ぐらいしかとれないことにちょっとした不満というか、落胆をおぼえていたのです。２回目の採卵なんて１個だったし。みんな採卵でだいたい１５個とれるっていうのに・・・。

 

それを聞き逃さなかった友人。

 

「まあ、採卵３回は多いと思うけど、でも仮にクマ子が他のクリニックに行ってたら３度じゃすまなかったと思うぞ。それに卵も全部ちゃんと受精卵になってるんだろう？それ、実はすごいことなんだけど。他のクリニックだったら受精卵できなかったのでまた採卵しましょうう、がエンドレスに続くと思うわ。」

 

 

そうなのか。そんなにすごいのか、浅田レディースクリニックの技術は。

素人目には技術のすごさがイマイチ良くわからないけれど、その世界に詳しい彼がそう言うなら間違いない。

 

「じゃ、俺そろそろ行くわ。頑張れよ」

 

 

そう言ってさっそうと品川駅を後にする友人。

 

今日彼に会ってよかった。終わりが見えない不妊治療。心のもやもやした部分が紅茶と一緒に押し流されたような、そんな気がしました。