子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

いざ羊水検査に臨む。

2019-07-09 | 私の夫の妊活の末の妊娠日記

妊娠13週目の週で夫と話し合い、16週目で受けることにした羊水検査。本当なら15週目にはいった時点で戌の日に神社で安産祈願を受けたかったのだけど、検査を受けると決めたからにはそれはこの後。

 

あっという間に日は流れ、先だと思っていた羊水検査当日になりました。

ネットで調べれば調べるほど不安になると思ったので、羊水検査についてはどんなものか、程度ネットで読んだだけで具体的な方法やその後の副作用等はなーんにもみませんでした。

 

病院によっては1泊2日での検査だったり、カウンセリングがついてたりするそうなのだけど、クマ子の通っている病院では朝一番に検査して昼前には帰宅してオッケー♪というもの。カウンセリングもありません。

 

だから血液検査のような軽い検査と考えて臨んでしまったことに大反省・・・。

いつものようにきっちりメイクをして病院に到着。(若いお母さんばっかりだからメイクだけはきっちりしていかないと年寄り感丸出しになっちゃうもので)

 

受け付けを済ませて待っていると、いつもの診察室ではなく、2階にあがってください、とのこと。2階なんていったことがない。どんなところかと思って行ってみると・・・

 

回復室と書かれた部屋が数部屋。そのうちの一部屋に案内されて着替えるように説明を受けました。お部屋にはヒーリングミュージックが流れていて冷房の具合もちょうどいい。今思うとこの時点のクマ子はなんてのんきだったのだろう・・・。

 

着替えを済ませると血圧を測って、そのまま別室へ移動。

そこには青い蛍光灯が不気味に一台の手術台を照らしていました。

瞬間、血の気が引くクマ子。

 

「ここに横になってください」

 

言われるがままに横になったものの心臓が周りにも聞こえるのではないかと思うぐらい音を立てて鼓動してる・・・。落ち着け、不妊治療でなんども手術台に上がったじゃないか。全身麻酔かかるとき、すっごく緊張したじゃないか。これぐらいどうってこと・・・

 

そもそも羊水検査って麻酔するのかな?痛くないのかな・・・・

 

「ではエコーで赤ちゃんの位置を確認しながら場所を決めますね。それから表面麻酔をかけていきます」

 

エコーに映し出される我が子。全長10センチの小さな小さな我が子。すでに心臓もそのほかの臓器もできて、検診のたびにエコーで手足をいつもバタつかせている我が子。

 

ああ、この子がいる子宮に針をこれから刺すなんて!!!なんて恐ろしい検査を受けるだなんて私は言ってしまったのだろう!!!赤ちゃん!!!私の赤ちゃんが危険にさらされる!!!

 

 

それまで自分には母性がないのかな、と心配になるぐらいあまりエコー画像をみても感動しなかったクマ子。

それなのにまさに今、針がお腹に刺されようとしているこの瞬間に突然、赤ちゃんを守らないとという母性の本能が激しく働いた。

 

といってもここまできてもう羊水検査をとめるわけにはいかない。

 

逃げて赤ちゃん逃げて!!!針が入ってくるから逃げて!!!

先生、この野郎、人の赤ちゃんだと思って針がちょっとぐらいあたっても良いとか思ってないだろうな???!私の子供に何かったらただじゃすまさないからな!!!赤ちゃんを守るのは私だ!!!!!!!

 

それまで検査や病院について一瞬たりとも疑ったことがなかったのに、ここにきて急に先生達が我が子に危険を及ぼす悪い人たちに思えてきて、ずっとそんなことを考えていました。

クマ子の母性本能開花の瞬間です。

 

「では麻酔の注射打ちますね」

 

そこからはもうずーっと目をつむる作戦。だって針が刺さる瞬間なんてみたくもない!!

 

プスっと麻酔の注射がお腹に刺さった感触。うん、これは痛くない。麻酔が聞いたらいよいよ針を刺すのかな・・・

 

なんて思ってたら1分後には「はい、では次はちょっと痛いから我慢してね」

え??!!!痛いの?!!麻酔してるって言ったじゃ・・・・ぐぁああああああああ!!!!!!

 

なんというか、鋭い痛みではなくとても苦手なひどい鈍痛がやってきた。どうやら針が子宮に入ったらしい・・・・

やばい、これ痛いわ・・・・

 

冷や汗をかいていると先生、恐ろしいこと言い出した。

「うーん。。。ちょっと場所変えて刺しなおすね。もう一回麻酔するよ」と。

 

どうやら赤ちゃんが動いた模様。

ちょっと待って、この激しい鈍痛にもう一度耐えろってか・・・あああああああ!!!!

 

こうして私の羊水検査は終了。

時間にして20分もかからなかったけど、間違いなく今間の人生で一番の恐怖でした。

 

検査後、正午までは回復室のベッドでひたすら横になります。時折子宮がぎゅぎゅぎゅーーっと収縮するのがわかって、それが痛くて辛かった。

 

でもそれよりも辛かったのは赤ちゃんへの罪悪感。子宮にいる赤ちゃん。突然針がはいってきてどんなに怖かったことでしょう。とてつもなく恐ろしい恐怖を赤ちゃんに与えてしまったというその罪悪感で、思わず涙がこぼれました。

 

「赤ちゃん、ごめんね・・・怖かったね・・・お母さんを許してね」

お腹をなでなでしながら一人つぶやきます。

 

 

正午。エコー検査があり、赤ちゃんは元気に子宮内で動いておりました(笑)

 

「赤ちゃんは問題なく元気に過ごしていますね。では今日はこれで終わりです。今日からお風呂はいっても大丈夫ですよ。」

 

ん??ネットでは術後3日は絶対安静で当日は入浴も避けた方が良いって書いてたけど・・・

「全然気にせず、入浴して大丈夫ですよ。ではお疲れ様でした」

 

そういって安静にしなさい、とも言わず病院を後にしたクマ子。もちろん家まで徒歩で帰りました。

とりあえず、無事検査が終了。

なんだかとっても疲れた1日でした。

 

 



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