※この記事では羊水検査について個人的見解を書いています。議論をするために書いているわけではありません。この先読んでしまってクマ子と感じ方が全く違う方も「こういう考えの人もいるんだな」と、考え方の1つとして捉えていただけると嬉しいです。
大切なことを夫と話し合う時はどうしても緊張してしまう。もし意見が合わなかったら、とか夫の機嫌が悪くなってしまったら、とかそんなことを考えてしまうから。
でも話し合わないともっと後悔するのでいつも勇気を振り絞って話す。今回もそう。羊水検査について。
クマ子は羊水検査を受けたい。
それは前回の記事(羊水検査について夫と話し合う①)でも書いた通り。クマ子にはダウン症の子供を受け止めて育てる自信がないから。
だから・・・・。
そのことを夫に伝えるのはとても酷な気がしてならない。
こんなにも赤ちゃんの毎日の成長を喜び、産まれてくることを心待ちにしている彼なのに。
話をしようと決めたその週の土曜日の夜。
いつも通り夕食を食べ終え、リビングでくつろいでいる夫、クマ吉に話を切り出した。
「あのね、16週目で受けようと思っている検査があるのだけど・・・」
そして羊水検査のことを告げる。
するとクマ吉は初めて聞く検査名らしく、「それなんの検査??」と聞いてきた。知ってると思ったのに男性はやはり女性に比べて出産にまつわる様々な検査には知識がないものらしい。
だからネットの説明をそのまま口にして伝えた。染色体を調べて子供がダウン症候群じゃないか調べる検査で、クマ子は受けたい。そして受けた結果もしダウン症候群だった場合は残念だけど・・・
その先の考えも伝えた。
クマ子が話している間、夫はじっと黙ってただ聞いていた。
怒ってる・・・
そう直感で感じてしまった。
きっとこのクマ子の考え、決断に怒ってる。
そして夫の沈黙は破られた。
「そうだな」とポツリとつぶやいた。
そして彼はこう続けた。
「正直自分のこの年で子供をもつことができるなんて、僕夢にも思ってなかったんだ。だから今でもまだ信じられない。けどもし子供がダウン症候群だったら・・・僕の年齢を考えるととても育てる自信はない。クマ子の考えでいいと思う。」
泣けてきた。
それはクマ吉が賛成してくれたことに対する安堵のなのか、こんなにも子供を待ちわびてきた彼にこんなことを言わせてしまった罪悪感なのかわからない。
これでクマ子の腹は決まった。
羊水検査、予約します。