子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

里帰り前日。

2019-10-24 | 私の夫の妊活の末の妊娠日記

里帰りを明日に控え、クマ子は大忙しです。

午前中に最後の妊婦検診を終え、午後は買い出しのためスーパーへ。

 

夫のクマ吉はまったく料理をしないので、レトルト食品、冷凍食品、朝食用のシリアルを大量に買いました。

このお腹では1度で買い切れないのでスーパーまで2往復。良い運動です。

その後はドラッグストアへ行って歯磨きや洗剤やシャンプーなど消耗品の買い出しです。

 

それだけでどっと疲れがでてしまったのだけど、一番重要なことをしなくては。

 

それはクマ吉への引継ぎ帳の作成。

 

もともと今の住まいで一人暮らしをしていた彼なので、ゴミ出しについては問題なし。

引き継いでおくべきことは次の2点。

 

・何をどこにしまってあるか

・年末年始の公的書類の手続きについて

 

クマ子が実家に戻るのが11月から2月初旬まで。その間やっかいなのは年をまたぐということ。

季節も真冬になるのでクマ吉は一人で寝具や着る物の冬物を出さないといけません。

 

ホットカーペット、毛布、電気毛布をどこに収納しているか、とかマフラー、手袋、セーターはどこの衣装ケースに入れているか、などクマ子自身もあまりはっきり覚えていないので、いちいち場所を確認しながら引き継ぎノートに書いていきます。

 

 

そして年をまたぐので必要になってくるのが公的な書類関係の引継ぎ。

 

12月に赤ちゃんが産まれたらすぐに役所に提出する書類一式(事前に区役所でもらってきました)の書き方、2019年度分の医療費控除の申請の仕方、年末調整の時に出す保険の控除証明の保管場所についてどうするかを細かく記入。

 

特に不妊治療分の医療費控除は大きいので、これはしっかりやらなくてはなりません。毎年クマ子が書類作成や手続きをしているのでクマ吉はやり方をまったく知らないのです。

 

できる限りわかりやすーくイラスト入りで引継ぎノートを作成して終了!

 

ではありません!!

 

お正月、クマ吉側の親戚のちびっこに渡すお年玉用の新札の用意やポチ袋も用意しておかねば!!

 

今から??と思われるかもしれませんが、12月にはいると銀行で新札両替ってすごく並ぶし時間もかかるんですよ。きっとクマ吉に平日休みとってやらせるとイライラするだろうから、今まだ銀行が空いているうちに段取りしておくのが良いと思って。

 

はあー。

我ながら段取り上手。

しかしクマ吉はそんな先まで私が考えていることに特に感謝も感動もしないだろうな。

ま、いいんですけど。

 

とりあえず、クマ吉が仕事から帰ってきたら引継ぎ帳を見せながら説明しなくっちゃ。


里帰り前最後の妊婦検診

2019-10-24 | 私の夫の妊活の末の妊娠日記

ご無沙汰してしまいました、クマ子です。

 

いよいよ33週目。

もう明日実家に里帰りをするので、本日が今住んでいる場所での最後の妊婦検診となりました。

 

思い起こせば不妊治療のクリニックで妊娠がわかったのが4月、それから5月から今の産婦人科医院に妊婦検診でお世話になり、気が付けば10月の終わり。

 

あっという間だったなあ。

日に日に大きくなっていくお腹。

このお腹でいられるのも残すところあと1か月半程度。

 

実家に戻る前の最後の妊婦検診はいつも通りの検診でした。

体重をはかって血圧をはかってエコーで赤ちゃんの状態を診てもらって。

 

うん、赤ちゃんは今日も元気!

この段階までくるとだんだん脂肪がついてきて、ふっくらしてきているのが画像からわかるのでより我が子が宿っていることを実感します。

 

心臓の鼓動もたくましい。

前回の検診では、赤ちゃんはお顔を手で覆って表情を見せてくれなかったけど、今日はしっかりを顔を見せてくれました。

 

 

「赤ちゃんは順調ですね。お母さんも血圧も体重も何も問題ありません。」

それから出産する病院宛の紹介状を先生からもらっていよいよ最後。

 

「先生、5月から今までありがとうございました。こちらでとても安心して検診を受けることができました」

 

そう言いながらなんだか目頭が熱くなってきた・・・

まだ出産したわけじゃないのに。

 

すると普段クールな先生がにっこり笑って

「長い間よく頑張って検診に来てくれましたね。地元に戻って元気な赤ちゃんを産んでくださいね」

そういって下さいました。

 

そして気がつけば先生の後ろにいつもお世話になっていた看護師さんたちも揃っていて、皆さんが「元気な赤ちゃんをまたみられるのを楽しみにしています!」がおっしゃってくださいました。

 

それがどんなにうれしかったことか。

胸にこみあげてくるこの感情。

どう表現したらぴったりなのかわからないけど、どうしようもなく胸が熱くなったのです。

 

 

一礼して診察室をでてお支払いを済ませて。

最後受付の皆さんにもお礼を述べて。

そしたらやっぱり皆さん「元気な赤ちゃんを産んでくださいね!」って。

 

ああ、この産婦人科医院に診てもらってよかった。

気持良く送り出してもらって良かった。

 

医院を後にすると外は晴れ。

きっとこの子は大丈夫。

みんなに愛される子供に育ってほしい。

 

 


くるっと回転

2019-10-16 | 私と夫の妊活日記

逆子の心配があったので灸などをうけてみたクマ子。

 
 
そこで鍼灸師の先生に「赤ちゃんにとって今は逆子の状態が心地よいんだよ」と言われてハッとしました。
 
 
赤ちゃんが心地よいなら良いじゃないか。
 
 
それから30周目の検診を受けてみると、、
 
 
逆子じゃなくなってる‼️‼️
 
 
先生も「あ、今日は逆子じゃないね。でもまだまだ子宮に余裕があるから回転したりして遊ぶよ」
 
 
赤ちゃ〜ん!
なんてお利口さん‼️
 
 
 
2週間前のあの不安はなんだったのだ。
ちゃんと赤ちゃんは赤ちゃんなりに考えているのね。
 
 
もちろんお灸の効果もあったことだと思います。
 
 
 
いろんな情報が溢れているからいちいち不安になりがちな今。
 
 
母親として正しい情報を得て正しく判断できるようになりたいと思います😃

本当の「男女平等」であってほしい

2019-10-09 | 日記

先日、新聞を読んでいて目に飛び込んできた記事。

 

「2019年の出生数90万人割れほぼ確定」


 

何年も前から問題視されていた少子化が現実になってきました。

 

昭和のバブル時代とは違い、今は共働きでようやく子育てできるぐらいのお金を得ることができること。


そのために女性は仕事を優先して晩婚化が進み、結果子供ができにくくなること。

 

そういうことが言われますが、クマ子はそもそもの原因は「男女平等」の定義が違う働き方が浸透しているからでは?と思うのです。

 

女性の社会進出が進むにつれて、女性も男性と同等に働くー


この意味は勤務時間も休暇もすべて「男性と同等に働く」ということでしょう?

 

でもそれって本当の意味で男女平等ですか???とクマ子は問いたい。

 


女性がいなければこの世に子供は誕生しません。


どんなに精力に自信がある男性がいたとしても、産む女性がいなければその立派な精力はただの性欲で、日の目をみることがありません。

 

女性は赤ちゃんを産むにあたり、思春期から生理がスタートし、出血や生理痛、ホルモンバランスの乱れによる気分の低下などに毎月毎月耐えて閉経までを過ごします。

 


そして妊娠したら、今度はつわり、体の変化などによる不調に耐え、出産時は男性が絶えることのない痛みに耐えて出産します。

 

今アメリカで陣痛と出産の痛みを体験できる装置ができて、それを体験した男性はことごとく痛みで失神寸前に陥るそうです。

それぐらいの痛みを女性は乗り越えて出産するわけで、体にガタがきて当然です。

 

 

これだけの困難を乗り越えてなおかつ、「男性と同等量の勤務量と休暇」を求められるのは、それは本当の意味の男女平等ではないと思うのです。

 

「女性社員は面倒だ。すぐ体調悪くなったりして休んだりするし体力がないから無理はさせられないし・・・」


そういう男性にひとこと申したい。


生理がどれだけきついか、体験してから言ってみろ。


妊娠、出産がどれだけ女性の体力を奪うか、陣痛・出産体験装置でおのれが耐えれてから言ってみろ。

 

女性が男性にわかってもらえないこういう女性特有のカラダのことをもっと考慮した男女平等がもっと早い段階で成り立っていれば、女性だって結婚も出産もできる働き方になっていたと思えてならないのです。

 


性教育が遅れているせいか、どうも日本は男性の女性に対する社会的配慮が欠けている気がするんですよね。

 

それに体力だけが自慢で仕事ができず、だらだら残業して働く男性社員よりも、てきぱきと短時間で結果を出すような仕事をする女性社員の方が会社にとっても生産性は抜群に良いはず。

 

 

長時間労働が美徳、な時代は昭和で終わりました。

今は平成を飛び越え令和の時代。


これからは多様な働き方の中、短時間で結果の出せる労働が美徳になる時代です。

 

 

結婚したい女性を、

妊娠を望む女性を、

子育てをする女性を、

 

もっと男性が理解しサポートしてくれるような企業体質がこの令和の時代に普及しますように。

 

 


気の向くままに。

2019-10-09 | 私の夫の妊活の末の妊娠日記

逆子には灸が良いというアドバイスを得て、夫のクマ吉が通っている鍼灸院に行ってきました。

出迎えてくれた先生はいつもクマ吉がお世話になっている先生。

優しそうな50代の先生です。

 

「電話では逆子を治したいと言うことだったけど、鍼灸はその人の体質や特徴、悩みを見極めてその人の体にあった場所、体にあう治療をしていくんだ。逆子だからここに灸をすれば良い、というものじゃないんだよ。だから逆子以外にちょっといろいろ聞かせてね」

 

そういわれたのでいろいろ身体的不調について伝えました。

冷え性からくる冷えのぼせ

立ちくらみしやすい

お腹が弱い・・・

 

などなど。

特に気になるのが冷え性。夏でも手足先が氷のように冷たいのに上半身は暑くてたまらない。

汗をかきにくいからか、熱が体内にこもっちゃうこの体質。

 

はやりのホットヨガをすると熱が発散されず体内にこもってそのまま15分でギブアップ。汗を流しながら「気持ちいい~」といってる人たちがどれだけうらやましいことか。

 

 

クマ子の特徴を一通り聞いた先生は「良し、わかった」と言って治療を開始。

うつ伏せにはなれないのでまずは座ったまま背中にお灸がのせられました。本格的な百草のお灸。プロのやつだ!!

 

 

「鍼で逆子治療する人もいるけど、基本的に鍼は体を冷やす作用があるからね。僕は妊娠中の人には鍼はしないんだよ。」

そういいながら背中のあちこちを灸。

じんわりあったかくて気持ち良い~。

 

しかしネットでは足に逆子の灸のツボがあると書いていたけど、なぜ背中・・・?

「もちろん足も後で灸するけど、クマ子さんの体質の場合、まず背中のツボを灸で刺激してからの方が効果的なんだよ」

 

なるほど・・・さすがプロ。

やはりネットだけの情報を鵜呑みにするもんじゃないなあ、と感心感心。

 

 

背中が終わると今度はベッドの上であおむけになって足のツボに灸をします。

そこで先生がこうおっしゃってくださいました。

 

「僕が若いころ通っていた鍼灸学校の先生は元産婦人科の先生でね。だからいろいろ妊娠中にでる不調について学んだし、それを解決する鍼灸も学んだんだ。

 

妊婦さんは逆子と聞くと不安になる人がほとんどなんだけど、問題は逆子かどうかじゃないんだよ。

重要なのは安産かどうか、なんだ。

だから逆子でも安産であれば問題ない。事実僕の息子も逆子だったけど、妻はすごく安産でね。

 

 

どうして赤ちゃんが逆子になるかとというとその赤ちゃんにとってその位置が気持ち良いんだよ。赤ちゃんはお腹の中で自分が気持ちの良い姿勢をとるもの。

 

だからクマ子さんの赤ちゃんは今は上を向きたい気分なんだろうね。赤ちゃんの居心地の良いようにさせてあげなさい。そんなに不安になるもんじゃあないよ。」

 

 

この言葉を聞いてクマ子はハッとしました。

いちいちネットに振り回されて不安になって・・・・

赤ちゃんが逆さがいいなら、それでいいじゃない。

 

灸が終わり、最後は肩をもんでもらって、約1時間の治療が終了。

すっかり体がリフレッシュ!

なんかつきものがとれたかのような体の軽さ!

 

「お母さんの体調がすっきりしていることが赤ちゃんにとって一番大切なこと。きっと次の検診では逆子ちゃんじゃなくなってると思うよ」

 

にっこり、先生はそうおっしゃいました。

なんて穏やかで言葉に説得力のある人なんだろう。

 

 

そしてこうもおっしゃいました。

「人間はね、生きている限り大なり小なり病気にかかるでしょ。それは生きている以上避けられないことだから、精神的にに病んだり大病にかかったといって絶望するんじゃなくて、その病といかにうまく付き合って生活するか、がポイント。

 

現に僕の妻も癌の他にいろんな病気を患っているけど、子供も3人授かって、うまく病気とつきあって人生を楽しんでいるよ。

 

僕たち鍼灸医の使命はそこにあるんだ。その人が何か病に苦しんでいる時にうまくその病と生活できるよう鍼灸を使って寄り添うこと。それで患者さんが少しでも楽になればそんなにうれしいことはない。」

 

 

この人、本物だ・・・

どうりで常に予約でいっぱいなわけだ。

 

「もしまた何かあったら来てね。時間外でも電話くれれば対応できる時もあるからね。」

 

こういう人ってなんていうんだろう。

温かくて穏やかなのに言葉に魂があって・・・・

クマ子もこういう人になりたいな。

人にただ「がんばれ!大丈夫!」とか根拠のない応援をするのではなくて、もっと根がどっしりとした安心感を人に与えてあげられるような人に。

 

逆子の治療に来たはずなのに、そのことを忘れすっかり心身ともにすっきりしたクマ子でした。