お盆でブログもさぼっていました・・・申し訳ありません。
そうそう、この夏は子供たちに付き合って例年以上に海とプールに行き、おかげ様でプールサイドで読書にはげみました。
8月になると、日本人ですから戦争の小説を手に取ってしまいます。
10年近く前に亡くなった祖父が、戦争に行き、捕虜になりシベリアで数年間労働をした話を常に聞かされていた私は、あの時代に生きた人達のことは忘れてはいけないと思う気持ちが、年齢と共に強くなっていきます。
「ぽっぽや」を書いた浅田次郎の「日輪の遺産」、本屋さんで見かけてすぐ手に取りました。
第二次世界大戦末期、マッカーサーの隠し財産をフィリピンから持ち帰った日本軍。その財宝をアメリカが日本を支配する前に、かくせ!!
こんな指令を受けた兵士が、女学生たちと財宝を隠す。
8月15日、この日が私が想像していた以上に混乱し、国民のさまざまな憶測がせめぎ合ったいたことを想像させました。
浅田次郎さんらしい、ほんわかした終わり方が現実主義な私としては納得いかない部分もありますが、8月15日を考えさせてくれます。
8月27日から映画も公開されます。