西山よしおからのメッセージ

愛知県津島市、市議会議員としてこの地域の将来を考え、皆さんの意見を取り入れ、還元できる方法を提言できる場にいたします。 

被災地からの手紙

2011-09-27 09:57:55 | Weblog
被災地、岩手県山田町の保育園の園長さんからの礼状、一部抜粋。
先日の運動会へのご協力有難うございました。
ーーー(中略)ーーー
行方不明になっている2人の園児も運動会を見守っているような気がしてなりません。
Aちゃん、Bちゃん、有難う。皆で一緒に楽しい運動会にしようネと思いながら始めました。
今回も沢山の品物を提供してくださり有難うございます。
提供してくださった方々の名簿を見た途端、涙があふれました。本当にたくさんの方にお世話になっていることをつくづく感じ、申し訳ない気持ちになりました。
暑い中、ほとんど睡眠もとらず準備~競技~応援、そして炊き出しにと休む間もなく手伝っていただきました。
「熱中症になっては大変」とお茶を配ってくださったり、私の気の回らないところも進んでお手伝いいただきました。
何よりボランティアさんたちが運動会の競技に喜んで参加してしてくださり、見ている人たちも楽しそうでした。
「皆でつながる運動会が出来たかな」と思っております。
――ー(中略)---
震災から半年が過ぎ、まだ今でも「あれは何だったのだろう」と思います。
私達だけでは苦しかった日々、乗り越えられなかったかも知れません。
私達に元気や笑顔を取り戻す機会を作ってくださったボランティアの皆様に心より感謝いたします。
「モノは嬉しい。でもここまで思って下さるお気持ちが何より嬉しく元気になります。」
私達はみなさまの想い、ご支援、決して忘れません。
保護者、子どもたちと一緒に震災のことを思い出すたび、皆さまのことも思い出すでしょう。
本当に有難うございました。
園舎の裏山に、持ってきて下さった風船が木に止まってます。緑に映えてとてもきれい、坂を登って来るとすぐに目につきます。
まるでAちゃん、Bちゃんがいるようです。
Aちゃん、Bちゃんにもかわいいプレゼントを有難うございました。きっと、喜んでいます。
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半年経っても、決して忘れることなど出来ない方々がいて、毎日を必死で生きている人々がここにいるのです。
命を落とした園児には心より冥福を祈るばかり、その肉親に再会するのに「慰め」も言えず、ただ互いに手を取り合って。
目に入れても痛くないわが子(孫)、目の前で、自分のせいで津波にのまれた瞬間。
想像できますか?それでも生きていかねばならない「辛さ」。
私もゼイタクを言っている場合ではありません。