☆2月8日は 〒(郵便)マークの日
1887年(明治20年)に逓信省(郵政省の前身)のマークが逓信の「テイ」に合わせて甲乙丙丁の「丁(てい)」に決定したが、万国共通の郵便料金不足の記号「T」と紛らわしいことがわかり、6日後の14日に「テイシンショウ」の「テ」を図案化した「〒」印に変更した。☆
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2月8日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
魂を加えた価格
価格というものは、サービスとか配達とかいろいろな便宜だとか、そういうものを総合した価値判断によって決めるべきで、単によそがいくらだからウチはいくらにするというようなことでは、ほんとうの商売はできないと思います。
たとえば、よそで一万円のものを、場合によっては一万五百円で売ります。するとお客さんが「なぜよそより高いのか」と聞かれます。そのときに「同じ製品ですが、私の方はお添えものがあるのです」「何を添えてくれるのか」「私どもの魂を添えるのです」と申し上げることができるかどうか。そのように、お店の魂をプラスして価格を決定することが、お互いの商売には必要だと思うのです。
【コラム】筆洗
2015年2月7日 東京新聞TOKYOWeb
▼谷川俊太郎さんに、「そのあと」という詩がある
▼<そのあとがある/大切なひとを失ったあと/もうあとはないと思ったあと/すべてが終わったと知ったあとにも/終わらないそのあとがある…>
▼八十三歳の谷川さんは、逝ってしまった人々に多くの言葉を捧(ささ)げてきた。そういう詩を集めた『悼む詩』(東洋出版)の編者・正津勉(べん)さんは、この詩人が死者を偲(しの)び悼むありようには、「ごくごくふつうに生き残った者の当たり前の務めであるかの、しぜんさ」があると評している
▼東京などで上映中の映画『おみおくりの作法』の主人公は、まさに「当たり前の務め」として死者を悼む人である。英国の役所に勤める彼の仕事は、孤独死した人々を弔うことだ。遺品を手掛かりに身寄りを捜し、その人にふさわしい葬礼の曲を選び、弔辞を書く。たとえ参列者が彼一人であっても…
▼だが彼の自然な誠実さが、合理化を進める上司に「非効率的」と切り捨てられることになって、物語は転調する。「死者をどう扱うか、それは私たちの社会が生者をどう扱うかの鏡」。ウベルト・パゾリーニ監督は、そんな思いでこの映画をつくったそうだ
▼谷川さんの「そのあと」は、こう続く。<…そのあとは一筋に/霧の中へ消えている/そのあとは限りなく/青くひろがっている/そのあとがある/世界に そして/ひとりひとりの心に>
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