DVDプチマラソン3本目です。
DVDと言っておきながら、blu-rayだったりします。
再生して許諾関係の字幕が出てくると思いますが、にじむことなく、またぼやけることなくシャープに画面に表示されてちょっと感動しました! DVDだと妙に暗かったりにじんだりしていたのですがそれがなくなっただけでも、おっ!? とテンションが上がりました。もっと早くblu-rayにすれば良かったかな~
無差別狙撃事件の犯人として逮捕された男は、ただ一言「ジャック・リーチャーを呼べ」と言った。そこに現れたジャック・リーチャーを名乗る男は、「ヤツを殺しに来た」と担当弁護士に言い放つ。ジャックが捜査を進めるうちに様々な謎が浮かび上がってくるが、一流企業の関与が疑われ始める。さらにジャックは犯人の行動経路をたどり始めるが…?
そんなあらすじです。人気小説が原作ということで話題になりましたが、主演のトム・クルーズがハードな役柄に挑んだと言うことでも話題…なのですが。
パッケージのあおり文句に「ボーンもボンドもこの男には脱帽だ」(ズー誌)とあるのですが、それはちょっと違うなと。彼らは世界を股にかけたスパイですから、規模もデカいんです。ジャック・リーチャーはとある地方のお話であって、企業がらみではありますがそこまで話が大きくない。少なくとも今作では身分を隠す必要もないので隠密捜査は重要でない。そういう違いがあるので、比べること自体が間違いなんだろうなと思うわけであります。
また、期待していたアクションですが、ガンアクションやカーアクションが主体で、素手でのガチンコ勝負というのは数が少ないです。ここも、あおり文句で出た2キャラとは違うところですね。
数少ないガチンコ勝負を演じた敵役のチャーリーはジェイ・コートニー。最近よく見る俳優さんですが、「ダイ・ハード ラスト・デイ」でジョン・マクレーンの息子ジャック・マクレーンを演じていましたね。肉体派俳優なのかなァ。
主演のトム・クルーズは、静かな怒りを湛えた表情というのがうまいですね。ぐっと奥歯をかみしめるようなあごの動きで、気持ちがふわっと入れ替わっていく様は、おこなの? と聞くまでもなく怒りに満ちています。ちょっと沸点が低いような気もしますが(笑
見終わって思ったのは、元SMAP木村拓哉の演技がなんでも「キムタク」になってしまうように、トム・クルーズも同じく全部「トム・クルーズ」になってしまうところが何ともかんとも…。ちょっとおどけた仕草や表情も会話のジェスチャーも、まるっと「トム・クルーズ」なんですよね。そのフィルターがかかってしまう色男が故の宿命なのでしょうか…。ただ、それがあるからこそ逆に向こうでは売れっ子なんでしょう、2作目3作目とオファーが来ていますし、それなりのヒットにもなっているようです。
ご都合主義的な場面もありますが、ファンならもちろんファンでなくても楽しめる映画ではないかなと思いますョ。
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