いやー
まいったまいった
今日は朝から雨やったもんで傘さしながら駅まで自転車でチャリチャリしてたんですが、
┣字の右側から同じく自転車でおばちゃんが向かって来たんです。
あ…
あのおばちゃんボクがやってくる存在に気付いてない。
あ…
右に曲がる気やな。
(ボクと同じ進行方向)
右しか見てないもんな。
あ…
このままやと間違いなく接触する。
おばちゃんがスピード上げるか緩めるかしてくれへん限り。
残念ながらボクのベルは傘を持ってる左ハンドルに付属されてるんで、あのおばちゃんに気付かせる手段は大声で「レッツ!バスロマン!!」って叫ぶしかない。
もしくはボクがブレーキ。
いやもうブレーキかけても間に合わんよこれ。
かといって朝から叫ぶテンションは持ち兼ねてるよー
あ、あ…!!
(ナレーション)
この道を行けばどうなることか…
行くぞーー!!
いち!
にい!
さん!!
がしゃざーーーん!
急ブレーキかけて前のめりに横転してまいました。
ボクだけ。
おばちゃんは相変わらずボクのことなんて見向きもせず、そのまま彼方へ。
哀れ、骨が折れてしまいました。傘の。
ボクは膝に擦り傷のみ。
「アイツひとりで何やってんねん」
という周囲の憧れにもにた眼差しをビンビン感じたので、そそくさと自転車を起こして再び駅へ向かいました。
途中、信号待ちしてるおばちゃんに追い付いたので
キッ!
と、ひとの彼氏を横取りする泥棒猫を見るように睨んできました。
まあ、相変わらずおばちゃんはボクなんて眼中にないみたいやけど。
今は膝にバンドエイドを貼って、わんぱくな店長を演じてます。