いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

☆シンセ・キーボード講座 001「キーボードの選び方 その1」☆

2013年05月11日 | シンセ・キーボード講座

最近、よく

「キーボード」は何を買えばいいでしょうか?」

という質問を受けます。


確かに、初心者にとっては、ちょっと未知の世界のキーボード。


何回かに分けて、「キーボードの選び方」を書いていきますので、

購入の際の参考にしてもらえれば、幸いです。

 

私がライブ用に使っているのは、YAMAHA MOX6、

重量約7kgで、音源部はひとつ昔の上位機種 MOTIF XSと同じ。

背中にかつげるソフトケースで電車移動も可能です(女性にはちょっと重いかも)。

さて、キーボードには大きく分けて、

 

1. シンセ・ワークステーション

2. ライブ用軽量シンセ

3. ポータブル・キーボード

4. 機能特化型キーボード

5.マスター専用キーボード

 

などの種類があります。

※注)イワサキアキラの個人的な分け方であり、一般的なものではありません。

 

この中で「シンセ」あるいはバンドの「キーボード」と呼ばれるのは、

1. シンセ・ワークステーションと 2. ライブ用軽量シンセです。

 

1. シンセ・ワークステーションは、

シンセ・キーボード機能の他に、音楽制作のための

「MIDIシーケンサー」「リズムマシン」などが一体となったもので、

(最近は、歌などオーディオ録音ができるものもあります)

一般的にプロや高度なアマチュアが使うことが多い。

 

2.ライブ用軽量シンセは、

シンセ・ワークステーションほどの機能はないですが、

重量は軽いので、女性や車のないアマチュア学生などにはいいと思います。

最近は、音源の質も上がっているので、ライブ、録音に充分使えます。

 

その他のキーボードもざっと説明しておきましょう。

 

3.ポータブル・キーボードは、

スピーカーがついた家電量販店などでも売っているタイプです。

これは主に家庭用で、ライブなどで使うには出力や音質の問題でちょっとキビしい。

(機種によって使えないことはないですが)

 

4.機能特化型キーボードは、

ピアノ、オルガン、アナログ・シンセサイザーなど

その音色専用に、機能をしぼった機種です。

デジタル・ピアノなどが代表的です。 

 

5.マスター専用キーボードは、

鍵盤のみのキーボードで、これだけでは音が出ません。

主にパソコンなどでの音楽制作用です。

ライブ用にも使えなくはないですが、初心者は避けた方がいいでしょう。

 

次回は、さらにキーボードを選ぶ時に知っておいた方がいい、

ということを書いていきたいと思います。