今日は、「波形メモリー」 について、です。
355MB相当(16bitリニア換算)、2670ウェーブフォーム
という呪文のような言葉が並んでいます。
355MB(メガバイト)はなんとなくわかりますね、メモリーの量です。
16bit(ビット)はデジタルの音の質のことで、リニアとは「圧縮していない」ということ。
(通常のCDは16bit、44.1kHで記録されています)
ウェーブフォームは「波形」。つまり、サンプリング(デジタル録音)された音の数です。
ちなみに、YAMAHAのMX61では、 166MB となっています。
やはり、上位機種MOX6の方がメモリー量が多いですね。
KORGのKROME(クローム)を見てみましょう。
KORGのホームページからKROMEのページへ行きます。
KORGでは「仕様」ではなく、「SPECIFICATIONS」となっています。
YAMAHAでは「波形メモリー」でしたが、KORGでは「PCMメモリー」になっています。
メモリー量は、3.8GB(ギガバイト)!
これは大きいですね。YAMAHAのMOX6の10倍以上あります。
KORGは、サンプルに相当力を入れているようです。
マルチサンプル、ドラムサンプルは、YAMAHAで言うウェーブフォームのこと。
あわせて、2663サンプルです。
ちなみに、新機種KROSSは、112MBです。
Rolandでは「仕様」は「スペック」。
JUNOのページを見てみると、
128MB(JUNO Gi)
64MB(JUNO Di)
この中では、比較的前に発売された機種だけにメモリー量だけ見ると少なく感じます。
ただメモリー量で音の善し悪しがすべて決まるわけではありません。
あくまで参考程度にして、実際に自分で音を聴いてみて、判断するのがいいでしょう。
今回も数字がたくさん並んで、頭からケムリが出かけてる人がいるかもしれませんが、
こういう数字に慣れていくとカタログを見るのも楽しくなりますよ。
by NOANOA AIR