いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

☆シンセ・キーボード講座 006「キーボードの選び方 その6」☆

2013年05月20日 | シンセ・キーボード講座

今日は、「波形メモリー」 について、です。

 

 

 

355MB相当(16bitリニア換算)、2670ウェーブフォーム


という呪文のような言葉が並んでいます。



355MB(メガバイト)はなんとなくわかりますね、メモリーの量です。

 

16bit(ビット)デジタルの音の質のことで、リニアとは「圧縮していない」ということ。

(通常のCDは16bit、44.1kHで記録されています)

 

ウェーブフォーム「波形」。つまり、サンプリング(デジタル録音)された音の数です。

 

 

ちなみに、YAMAHAMX61では、 166MB となっています。

やはり、上位機種MOX6の方がメモリー量が多いですね。



KORGKROME(クローム)を見てみましょう。

 

KORGのホームページからKROMEのページへ行きます。

 

KORGでは「仕様」ではなく、「SPECIFICATIONS」となっています。

 


YAMAHAでは「波形メモリー」でしたが、KORGでは「PCMメモリー」になっています。

 

メモリー量は、3.8GB(ギガバイト)

 

これは大きいですね。YAMAHAのMOX6の10倍以上あります。

KORGは、サンプルに相当力を入れているようです。


マルチサンプル、ドラムサンプルは、YAMAHAで言うウェーブフォームのこと。

あわせて、2663サンプルです。

 

 

ちなみに、新機種KROSSは、112MBです。

 

 

Rolandでは「仕様」は「スペック」

 

JUNOのページを見てみると、


128MB(JUNO Gi)


64MB(JUNO Di)

 

この中では、比較的前に発売された機種だけにメモリー量だけ見ると少なく感じます。

 

 

ただメモリー量で音の善し悪しがすべて決まるわけではありません

 

あくまで参考程度にして、実際に自分で音を聴いてみて、判断するのがいいでしょう。

 

今回も数字がたくさん並んで、頭からケムリが出かけてる人がいるかもしれませんが、

こういう数字に慣れていくとカタログを見るのも楽しくなりますよ。

 

 

                              by  NOANOA AIR



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