あれは私がまだ大学生だった頃、
サックス・プレーヤーのトム・スコットのコンサートが京都会館であった。
バックには、ドラムスのスティーブ・ガッドとピアノのリチャード・ティー(Richard Tee)の黄金コンビ。
コンサート半ばでの、ピアノとドラムだけのセッション。
強烈だった。
その頃は、二人がいったい何をどうやっているのかはほとんどわからなかったが、
とにかく強烈だった。
ゴスペル、ブルース、ジャズ、そういったエッセンスはあるのだが、
その演奏は、リチャード・ティー以外の何者でもありえない。
これほどプレイを聞けば、すぐわかる個性のキーボーディストは、そうはいないだろう。
アルバムはソロより、スタッフの1枚目、2枚目がいいと思う。(写真は2枚目の『モア・スタッフ』)
その他、数限りなくスタジオミュージシャンとして参加した名演奏はある。
1993年に49才でこの世を去る。
際だったリズムとフィルで、ほとんど原型の判別がむつかしいほどアレンジされたジャズの名曲「Aトレイン」。
You Tube にアップされている1988年のスティーブ・ガッドとの競演を見て、
夜中にこみあげてくるものがあった。
(後編につづく)
Amazon :スタッフのCD
サックス・プレーヤーのトム・スコットのコンサートが京都会館であった。
バックには、ドラムスのスティーブ・ガッドとピアノのリチャード・ティー(Richard Tee)の黄金コンビ。
コンサート半ばでの、ピアノとドラムだけのセッション。
強烈だった。
その頃は、二人がいったい何をどうやっているのかはほとんどわからなかったが、
とにかく強烈だった。
ゴスペル、ブルース、ジャズ、そういったエッセンスはあるのだが、
その演奏は、リチャード・ティー以外の何者でもありえない。
これほどプレイを聞けば、すぐわかる個性のキーボーディストは、そうはいないだろう。
アルバムはソロより、スタッフの1枚目、2枚目がいいと思う。(写真は2枚目の『モア・スタッフ』)
その他、数限りなくスタジオミュージシャンとして参加した名演奏はある。
1993年に49才でこの世を去る。
際だったリズムとフィルで、ほとんど原型の判別がむつかしいほどアレンジされたジャズの名曲「Aトレイン」。
You Tube にアップされている1988年のスティーブ・ガッドとの競演を見て、
夜中にこみあげてくるものがあった。
(後編につづく)
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