どいつもこいつも

職場で経験した話を中心に「どいつもこいつも・・・」とつぶやきたくなった事を書いてます。

『ひゃくいち君の話 その3』

2020-09-02 07:09:45 | 会社でのできごと
前回のひゃくいち君に関してはこちら→

社外で打ち合わせや、展示会を見に行く際に、電車で移動することがあると思います。

私が若い頃は、スマホもなく、インターネット環境も整っていなかったので、アプリなどで簡単に時刻表を検索する事はできませんでした。

今は、スマホのアプリで、乗り換える際のホームの情報も簡単にわかり、すごく便利です。

ある日の事、ひゃくいち君と蔵前駅付近の会社に訪問した後、平和島駅付近の会社で打ち合わせえをすることになりました。

事前に、ひゃくいち君に蔵前駅から平和島駅へのルートを検索しておくようにお願いしていました。

平和島の訪問先は、駅から歩いて10分位のところで、本数はそんなに、多くはありませんが、バスも出ています。

余裕を見て、移動時間を1時間として、蔵前での打ち合わせ終了予定の1時間半後につぎのアポをいれました。

打ち合わせ当日、会社を出る際にひゃくいち君に移動の事を聞くと、

『バッチリです』と返事が帰ってきました。

内心、彼の『バッチリです。』が一番怪しいなと思いながら移動先に向かいました。

『ひゃくいち君、ついて行くから、先導してください。』他の部下に電話で指示をする必要があったので、そう伝えました。

電車に乗ると、指示をした部下からメールが来たので対応していると、新橋駅で乗り換えると言われ、新橋駅で電車を降りることにしました。

平和島駅へは、品川駅で乗り換えがスムーズなのだけれど、そう思いながらも、メールの対応で電話をかける必要になったので、丁度良いくらいにしか思いませんでした。

JRに乗り換え、我々は大森駅に着きました。

『ここからバスに乗ります。』

バスはすぐに来ました。

ひゃくいち君にしては、とてもスムーズな流れに少し戸惑いながらも、安心してメールの確認をしていました。

すると、隣に座っている、ひゃくいち君がソワソワしだしスマホを操作しながら、つぶやきました。

『おかしいな。』

続く

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