交渉事になると、急に口が重くなる人っていませんか。
相馬さんもその一人です。
問題が発生した時など、早めに必要な所に連絡を入れて、その後の対策を実施すべき状況になればなるほど、結論を先送りにしてしまうのです。
先送りにしないで、早めに手を打つべきだと言うと、どう交渉したら良いか、じっくりと考えたいと言って結論を出そうとしません。
次の日になって、どうするのか確認すると、もう少しまって欲しいと言って、また結論を先送りしてしまうのです。
それ以上何を言っても、口を膨らませて、不機嫌な顔をして黙り込んでしまいます。
そのまま、もうどうしようもない状況になっても動き出さないでいると、しびれを切らした他のメンバーが関係者に交渉を始めるのです。
初めから、そう願っていた相馬さんは、ホッとしてしまうのです。
それどころか、先ほどまで黙り込んでいたのに、元気な声で話始めるのです。
交渉事ができない相馬さんは、物事の取り決めをするときは、このように、先送りしてしまい、結論をだしたがらないのです。
口が重くなると、考えているように見せかけて、実は何も考えていないだけなのが、すごいですよね。