NHKは放送番組や番組名で外国語を使いすぎるのをやめるべきだ-。こんな訴えが名古屋地裁であったことが26日、明らかになったそうです。
外国語の乱用で内容を理解できず、精神的苦痛を受けたとして、71歳の男性がNHKに対し141万円の慰謝料を求めたのです。
「カタカナで表記すると意味が変わるのか。普遍的な報道に、見栄えや格好良さを求める必要があるのか。」
訴えた理由として、高齢になって利用機会が多くなる福祉分野や医療分野で外国語が多用される傾向があるそうで、「公共放送だからこそ、外国語やカタカナ語が苦手な少数派の意見に配慮してほしい」とのこと。
確かに、私の両親もテレビを見ていて、「ここは、日本か?」と思う時があるようで、時には何を言っているかわからないと言っています。
特に、公共放送であり、受信料を払って、わけのわからない言葉を聞きたくないとの思いは強いようです。
訴えた方も、この裁判によって公共放送NHKのカタカナ言葉使用に一石を投じる形となればとの思いのようですが、果たして、司法の判断はどうなるのか?
仕事をするうえで、英語は必要な言語でもあり、普段から使用している身としても、このごろのカタカナ英語の多さには、あきれることがあります。
言葉によっては、日本語で表現しにくい言葉もありますし、カタカナの方が浸透しているものもあります。
結局はバランスよく使えば良いのだと思います。
この事が日本語の良さを見直す、良い機会になれば良いですね。
私も、司法の判断にはとても興味があります。