♪楽・楽・楽♪

楽しいことに囲まれて、頑張りすぎず楽に考える、そしていつでも音楽の流れる人生を・・・

たまには真面目に芸術にひたる

2005-12-25 | 好きなもの色々・・・U・ェ・U
美術館で「パウラ・モーダーゾーン=ベッカー 時代に先駆けた女性画家」展を見てきました。絵画は全く詳しくない私は、パウラという画家がどんな人かも知りませんでしたし、それほど興味はなかったんです。
でも、昨日部屋を片付けていたところ、この招待券が見つかり、展示は25日までとのこと。そうは言っても普通なら25日に美術館に行こうなんて思いませんよね。

じゃあなぜ行ったか。
それはこの招待券に秘密が・・・


遡る事、数ヶ月・・・
その日私はたまたま研究室で勉強してたんです。数人の先輩は近くにいたけど珍しく人の少ない午後でした。
その時、絵画が好きなある教授がふらりと部屋に入ってきました。
たまたま知り合いから美術館の招待券をたくさんもらったらしく、たまたまそこにいた私含め数人に「コレ、あげるからね」と言って、その知り合いからの手紙のコピーと共に献上して下さったのです。
こんな素敵な偶然が重なって頂いたもの、無駄にするわけにいきません。

何も考えずに配り歩いていた先生のご好意、(昨日まで忘れていたんですけど)忘れてはいけないと見に行くことに決めたわけです。


さて、前置きが長い。
当の絵はどうだったのかと言うと、淡い色彩の人物画が多く、どちらかというと平面的で温かい印象を受けました。1900年前後に書かれた物が主ですね。
写真は買ってきたポストカード。あ、でも人物画は買わなかった。空や水の青い色が綺麗に出せる画家って好きです。
モネの絵が美術館に来たとき、中期頃の作品の水色や緑の色彩が気に入ってまだ机の上にかざってあります。
個人的にはパウラよりも夫のオットー(洒落じゃないよ)の作品の方が好きだったかな。風景画が多かったせいもあるんだけど、白樺の木の質感とかが本物みたいで綺麗でした。
しかし、音楽家もそうだけど画家も女性で有名な人ってなかなかいないよね。モリゾとかマリー・ローランサンとかほんの少ししか知らない。
やっぱり昔は活躍の場を得るのは難しい時代だったのかな。
芸術に性別は関係ないと思うんだけど、社会が許した今でもそんな傾向がまだ残ってる。画家も音楽家も料理人も男性が多いよね。あ、でも最近のバイオリニストは女性が多い・・・。別に現代社会、女性が活躍しにくい場だとは思わないし、むしろ「女性優先」風潮が過剰になりすぎて逆に男性の立場は無視?的な空気が漂ってる場合もあると、女ながら感じるときもある。
話はずれたけど、技術や力に差はでるかもしれない。でも芸術等々を「好き」な気持ちは男女に差はないはず。おかしなステレオタイプに惑わされないで、みんながそれぞれの感性を発揮して芸術は楽しみたいものです。

・・なんだか論点がものすごいずれたよ。このB型気質は困ったもんだ。