さて、その後、ネイチャーセンターを出て、さらに半島の先っぽの方へ向かって進みます。
次は、知床五胡。
帰ってきてから知ったんだけど、
その昔、神様が手をついたときに、5本の指が窪みになって湖になった
っていう伝説があるんだってさ!
森に囲まれた湖。一湖、二湖、三湖、四湖、五湖っていう名前の湖があるんです。
でも、知床五胡はヒグマの生息地。しかも6月は活動期ってことで、
散策にいろいろなルールが設定されているんですね。
自由に散策できるのは、一湖まで。
高架木道という橋が設置されていて、周りには電気柵が張り巡らされているので
クマが出ても安心して、散策できるという理由。
時期にもよるけれど
森の中の自由散策を行う場合は、レクチャーを受けて、ネイチャーガイドが付くことが条件。
特にヒグマ活動期の6月のこの時期は、本当にしっかりとした対策が施されているよう。
それくらい、ばったりと出くわすことが多いそうです。
ヒグマが頻繁に出たら、立ち入り禁止になるとかね。
ちょうどその2日前には、高架木道からもヒグマの親子が観察されたとかいう話だし、
ほんと、すごいです。
で、我々はレクチャー&ガイドは今回はオーダーせず、
高架木道の自由散策だけを楽しむことにしました。
もちろん機会があったら、森の中の散策にも参加してみたいけどね。
木道を出たところですぐに、バンビ発見!
うまれて2週間くらいなんだって~。
さっき見た親子よりちっちゃくて、心なしかふらふらしてる。
白い斑点がかわいいねぇ。
しばらく、観察しちゃいました。
ちなみに、木道はこんな感じ。
綺麗に整備されてるんです。
緑の中をくねくねと、車いすの人も通れるバリアフリー仕様。
↑これが、クマよけの高電圧電気柵。守ってもらえてるみたい。
守られていると安心し、
一湖へ向かうその途中・・・・・
恐れていたことが!!!!
がおー。
クマ出没。
どうも。
くまのすけです。
先ほどの、ネイチャーセンターで
お供としてついてきてくれることになりました。
なんともいえないおとぼけ顔と、背中の丸さと、手足の短さ、
知床で出会えたことが運命なんだと言わんばかりの黒目がちの瞳にやられ、
旅のお供として、知床五胡散策からのご参加です。
はい。
本物のヒグマさんには会わずにすみました。
こんなに連峰に囲まれた森だけど、
反対側はやっぱり海です。
海をバックにシカが休んでいる風景は、なかなか珍しいと思う。
イワツバメっていう大き目のツバメや
いろんな野鳥にもたくさん会えました。
木道のゴールは、一湖。
ツアー客はやっぱり、おじいちゃんやおばあちゃんばっかりだったなぁ。
でもおばあちゃんになってもまた来れる場所ってことだよなぁ。
天気があいにくの曇り空だったのが残念だけど、気持ちの良い場所でした~。
五胡ツアーにも参加しなかったし、クルーズも中止になったので、
実は計画を立てていた内容はこれで終わり。
さぁどうする?と
いろいろ考えた末、
未練たらたらだったので、
無駄に羅臼へ行ってみようと決めたのでした!!