さて、キツネの興奮冷めやらぬまま、次に寄ったのは、
まりもで有名な阿寒湖。
まずは、アイヌコタン、アイヌ民族の集落にやってまいりました。
国内最大のアイヌのコタンがここなんだって。
色丹とか積丹とか、北海道にはアイヌの集落がたくさんあるんだね。
このこもアイヌのワンコなのねー。
何の知識もないまま、立ち寄ってみたんで、お土産屋さんとかをふらふら覗き見。
と、そこに一匹のわんこ。
北海道犬の血が流れていそうな雑種のわんちゃん。
かわいいねーって寄っていったら、お店のおばちゃんにいろいろ話しかけられました。
本名・まじめくん。
そんな彼は、ポチたまにも出演経験があるそうです!まさおくんに会ったらしい。 すごいね。
すっかりおばさんと仲良くなっちゃって、いろいろとアイヌの歴史について教えてもらいました。
まったくもって、自分たちの暮らしとは違う民族文化を持っていて、
それを守るために、こうしたコタンで代々文化を伝えながら生きているということが
近くに住んでいなかったら、もしくはこうして訪れることなかったら知る由もないこと。
予想外に1時間くらい立ち話しちゃったけど(!)、いいお話を聞けました。
それからお店の中で、「ムックリ」というアイヌの民族楽器の演奏の仕方を教えてもらいました。
竹の薄い板の両端にひもがついただけの簡素な楽器。口に竹を当てて、ひもをひっぱって
呼吸や口の開き方で音を変えながら、竹を振動させて鳴らす楽器。おもしろかったー☆
おばさん、ありがとう!良い出会いでした。
こちら、おとなりの黒パグ君。
思った以上に長居してしまったんだけど、アイヌコタンを出て、
ちょっくら湖の方へ行ってみることに。
と、思ったんだけど、気になる散策路があったので、少し寄り道。
森~!!!
ほんとうに鳥の声しか聞こえない緑色の道。
空気も気持ちよくって、日差しも陰るからすずしい。
森の先に湖が見えるらしいので、少し先へ。
・・・!!
なんか聞こえる、待って・・・。
鳥の声と風の音に混じって、少し違う音。
なんだろう?虫かな?
立ち止まって、あたりを見回してみたら・・・
エゾリス発見!!!
かーわーいーいー!!!!!
すぐ近くの木の上で、ぽりぽりぽりぽり、一生懸命何かを食べていました。
なんて愛くるしい・・・・。
だいぶ必死に食べてました。
ずーっと動かず観察してたら、
ふとした瞬間に食べてた実を落っことしてしまったようで
あわてて木から、さささっと降りていっちゃいました。
あーーーーしあわせ。
さらに進むと、
ぼっけ。
火山活動があるんですねー。
黄土色の泥がボコッボコッと水蒸気と一緒に煮えたぎってます。
そして、硫黄くさい・・・。
落ちたら飲まれそう。
地熱がすごいらしいので、すぐ近くの湖のほとりにもこんな看板が。
やばいっすね。
さて、阿寒湖。
この湖の底にはごろごろとまりもの集団が、いらっしゃるのでしょうかね。
時間があれば、さっきの森の散策路をさらにぐるっと行きたかったんですが、
まだまだ見るところはあるので、温泉街の方へ。
こういう温泉街ってさ。
お土産屋さんの古めかしい雰囲気がどこもおんなじだよね。
あと、チョットかわいそうな猿さんも・・・
超ふきげん。
その後、本当は摩周湖・屈斜路湖、とお近くの湖をすべて制覇したかったんですが、
意外とアイヌコタンで時間取っちゃったんで、どちらか一つに絞ることに。
この時、天気がやや曇り気味、霧の摩周湖っていうけど
これは確実に何も見えないんじゃないかね、ってことで、屈斜路湖へ行先変更。
湖は阿寒湖で見たし、じゃ、峠を登ってみようかね、と美幌峠を目指します。
標高490メートル。
くねくね道を登っていると、昔行った蔵王のオカマを思い出します。(←変換おかしい)
あの時も似たような天気で、似たような道で、なんか何も見えなかった。。
ついたところは、美空ひばりの歌が延々と流れる峠。
でも、でも!
景色はなかなか!
ぽっかり浮かぶのは屈斜路湖の真ん中にある中島です。
雲は多いけどね。
だがしかし・・・・
風が強い。
髪がぼっさぼさです。目を開けるのがつらいほどの強風。そして寒い。
レストハウスで遅めのお昼ご飯を食べて
次の目的地へ向かいます。
初日の昨日、この日の朝から結構進みましたよー。
まだまだドライブはつづきます。