のどかなケイバ

一口馬主やってます

侵略者を討つな! 54

2023-01-04 06:38:04 | 小説
 山際怜子は慌てて股間を両手で隠します。撮影してた広川雫は唖然。
「ええ~・・・」
 金目ひなたはそんな広川雫を見て、
「広川《ひろ》ちゃん、そうじゃないって!」
 金目ひなたは広川雫からスマホを奪うように受け取ると、しゃがみ込み、山際怜子の股ぐらにスマホを向けました。
「ここからこうやって撮影するんだよ!」
 山際怜子は再び身体をくねらせ、反抗を始めました。
「何すんのよーっ! やめてってーっ!」
「うつせーよ!」
 金目ひなたはさっと立ち上がると、山際怜子の腹を思いっきり踏みました。悲鳴をあげる山際怜子。
「ぐふぁーっ!」
 山際怜子は踏まれた腹を両手で押さえました。大股を広げられたままゴホッ、コボッとさっきより激しく咳き込みます。金目ひなたは再びしゃがみ込み、山際怜子の股ぐらの撮影を再開しました。
「ふふ、いい映像《え》、いい映像《え》」
 それを聞いて広川雫は唖然。
「もうやめてあげて!・・・」
 広川雫は心の中で叫びました。これはいくらなんでもひどい、ひどすぎる・・・
 金目ひなたは広川雫にスマホを渡します。
「広川《ひろ》ちゃん、ちゃんと撮影してよね!」
「あ、はい!」
 次は私がターゲットになる・・・ それは絶対嫌だ! そう思うと広川雫は慌ててスマホを受け取り、撮影を再開しました。一方金目ひなたは広川雫を見下ろし、
「あはは、そうそう、その調子! その調子! この映像を裏サイトで売れば、100万円円にはなるわね、きっと!」
 ちなみに、金目ひなたはまだ小6ですが、興味本位で1度裏ブラウザに行ったことがありましたた。が、そこでパソコンがウィルスに感染してしまい、大変なことになったことがありました。
 そんなわけで金目ひなたは2度と裏ブラウザには行く気はありません。単なる脅しです。
 広川雫はスマホで撮影しながら、横目でその金目ひなたを見ました。広川雫の知ってる金目ひなたは、こんな娘《こ》じゃなかった・・・

 半年くらい前、広川雫は教室の後ろの方で複数の男子児童に絡まれたことがありました。
「やめてよ! やめてって!」
 不快を意思表示しても、男子児童はへらへら笑いながら広川雫の長い髪を両側から引っ張ります。と、そこに、
「やめよな!」
 と、かなりきつ目の声が。男子児童たちがその声の方を見ると、そこには金目ひなたが。さらにその後ろには片岡愛美と飯島莉桜の姿がありました。金目ひなたの眼は恐ろしい眼。それを見て男子児童たちはびびります。
「な、なんだよ・・・ ちっ!」
 金目ひなたの父親は高級官僚《キャリア》。そのせいで先生たちからひいきにされてました。公立の小学校でそんなことがあるはずがないて感じですが、前述の通り、ほんとうに金目ひなたはひいきにされてたのです。
 そんな娘《こ》に手を出したらどうなることやら? そう判断したのか、男子児童たちは行ってしまいました。
 この一件で広川雫は金目ひなたに憧れました。それまでずーっとひとりぼっちだった広川雫は、自分の強い意志で金目ひなたの仲良しグループに入ったのです。

侵略者を討つな! 53

2023-01-04 06:19:07 | 小説
「はあ? あんた、ほんとうに痛い目に遭いたいらしいなーっ!?」
 そう言うと金目ひなたは、右手で荒々しく山際怜子に張り手を喰らわしました。再び尻もちをつく山際怜子。金目ひなたは横目で片岡愛美と飯島|莉桜《りお》を見て、
「片岡《まな》ちゃん・飯島《りお》ちゃん」
 と合図。
「OK!」
 と言うと、片岡愛美は山際怜子の上半身を押さえつけます。飯島|莉桜《りお》は下半身へ廻り、山際怜子のパンツに手を掛けました。はっとする山際怜子。
「や、やめて・・・」
 山際怜子は身体をくねらせます。すると片岡愛美は、
「うっせーんだよーっ!」
 と、激怒。山際怜子にスリーパーホールドをかけます。これが意外と強力。
「ああ・・・」
 山際怜子は半分白目を剥きます。力が入りません。かろうじて、
「く、首を絞めないで、お願い・・・ もう抵抗しないから・・・」
「ふ、わかりゃいいんだよ」
 と言うと、片岡愛美は腕をほどきました。すると山際怜子はゴホッ、ゴホッと激しく咳き込みました。
 飯島|莉桜《りお》は楽々と山際怜子のパンツを脱がし、ついに山際怜子は素っ裸になりました。
 広川雫は愕然としてます。あの優しい金目ひなたがこんな鬼畜な行為をするなんて・・・
 金目ひなたは横目でその広川雫を見ました。
「広川《ひろ》ちゃん、スマホ!」
「え?」
 突然の呼びかけに広川雫はびっくり。金目ひなたは荒々しく言葉を続けます。
「スマホよ! スマホ!」
「あ、はい!」
 広川雫は言われた通り、自分のスマホを取り出しました。金目ひなたはそれを見て、
「撮影してよ!」
 撮影・・・ 金目ひなたはこの凄惨な光景を記録しろと言ってるのです。
「で、できないよ、そんなこと!」
 ついに広川雫は反抗しました。が、
「へ~ あなたもここで|素っ裸《まっぱ》になりたいのかな~!?」
 ああ、金目ひなたの牙が今度は自分に向かおうとしてる。私はこんなところで裸になりたくないよ・・・
 広川雫はぽつりと応えました。
「わ、わかったよ・・・」
 金目ひなたはニヤッと笑いました。
「ふふ、じゃあ、撮影してよ!」
 金目ひなたは今度は片岡愛美と飯島|莉桜《りお》を見ました。
「じゃ、2人とも!」
 片岡愛美と飯島|莉桜《りお》は同時に応えました。
「OK!」
 2人はそれぞれ山際怜子の足首を持ちました。突然の出来事に山際怜子はびっくり。
「え?・・・」
 片岡愛美は飯島|莉桜《りお》の顔を見て、
「行くよ!」
「うん!」
 そして2人同時に、
「せーの!」
 と言って、あらん限りの力を使って山際怜子の両脚を大きくぐわっと開きました。山際怜子は顔を真っ赤にして、悲鳴をあげました。
「きゃーっ! やめてよーっ! やめてってーっ!」