
旧・長崎駅の駅舎は明るかった。










終着駅に
ただようさびしい
ムードがなく開けていて. .・

改札を通ってかもめ広場まで来ると、

すでに
始まっている式典を
大型ビジョンで見守る多くの...

人また人。
ばらけた
視線は束ねられて
ひとつの大きな目となるようよ、
鳥肌がたつ。

祈りは
場所を越えて、
注ぐまなざしにも込もるのね...急ごう。

式典中に間に合えるだろうか。

あわただしく
歩道橋を走った先に
待っているのは...長崎電軌。

この長崎の旅で、
滞在中の三日間もっとも
お世話になる路面電車とご対面。
それは子供時代からの憧れ. .。+ °
異国情緒かほる日本の街で、
路面電車に乗るという
ささやかな希み。
思い浮かべたのは長崎か函館の二択
親から
繰り返し聞かされた、
故郷の昔語りによく登場した路面電車。
生涯に一度きりでもいい
訪ねておきたい日本と
いつしかイメージはつながり、
遠く引きのばしていた幼い頃の希みを...
西の地で果たした瞬間だった. .。+ °

駅前電停から
この路面電車に乗って、
平和祈念公園へと出発よ. .・
この路面電車に乗って、
平和祈念公園へと出発よ. .・
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