待ちに待ち望んでいたからこそ・・・
この瞬間にときめく・・・
SSLキハ66・67系...到着. .。+ °
ライナーから
乗り降りする人たちは、
旅客に地元利用客にと...半々の様子。
観光と生活
目的は別々で
ありながらも同時進行する
それぞれの営みを乗せて...さあ出発。
走りだします. .・
相棒 "わがはい" も一緒に. .・
また来る日まで、さようなら...佐世保. .・
ホテルオークラとドムトールンが見える。
昨日はあの展望台からこちらを
眺めたのよね. .・
大村湾の沿線を
のどかに快速してゆきます、
美しき青きシーサイドライナー。
旧国鉄時代を
とどめたままの車内は
窓も、座席も、前時代そのもの。
時を繰り越し
活かされつづけた、
古き良きレトロ車として...
乗った価値は高く思い出は深まる。
かつては
山岳地帯を走った馬力で、
今は海岸線を颯爽と走りすぎぬ。
√ ガタン...ゴトトン.. .ガタタン.. ゴトン.
耳好い響き。
車輪とレールが奏でる
traveling toneを聴きながら、
√ ガタタン.. .ゴトン...ガタン.. .ゴトトン..
海景色を眺めていた。
低ぅく
垂れこむうすずみ色の
厚い雲は山々へ霧けぶり...
渺 渺 漠 漠
豊かに
水を湛えた
海のサハラひろがりし
一面一枚の水墨画なのだわ。
ひときわ大きな黒波に扮しているのは岩礁。
一点彼方へ収束していくような
あの雲や風、波、くもり空の
大村湾を越え...
一路長崎市へ
途中、
強い雨風の影響で
安全を慮り停車すること度々ありつつも...
無事到着です・°
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〜 LL p.p.s 〜
長崎から
佐世保を結ぶ路線を
ひた走った気動車 SEA SIDE LINER、
略してSSLとも呼び親しまれた青い車両。
今年...6月30日がラストランだったという
人生史の
1ページに残る鉄路の旅に、
全国でもここにしかなかった
唯一無二のキハ66・67系との一期一会を...
忘れることはないでしょう
美しき青きSSL、
そして運転士さん、
ありがとうございました. .・
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