渋谷・音楽室でのNEW４TETライブ

満員御礼とは行かなかったものの、熱心な音楽ファンに囲まれてのライブ、演奏する側も、お客さんやお店の方も楽しい時間が過ごせたと思う。

NEW4TETも結成してはや4年。ただ単にジャズを演奏するのではなく、常に他のジャンルとの融合や決まりきった演奏方式に対するアンチテーゼを掲げてやってきたんだけど、やはり僕はジャズが好きなんだな・・と最近つくづく思う。特にビバップのやり方に今更ながら魅力を感じていて、それがバンドにもダイレクトに反映している。ビバップのやり方とは、単にバップ・フレーズを吹けばいいってもんじゃなく、ラインを美しく流れるように演奏するには、そういう「歌い方」をしなければいけない。そこが今の僕のウィーク・ポイントである。長年、悩んできた事にもようやく光を見出したのだけど、パーフェクトにはまだ程遠い。

楽器的にはクラリネットを導入した事で頭の混乱が続く。どうしても運指がね・・(苦笑)。今回のライブでは、リードの不具合（サックスでは何とか乗り切れるのだけど）で演奏が冒頭でストップ！(笑)　恥ずかしい～！　でも、不安を抱えたまま演奏をやりきる度胸はまだクラに関しては無いなぁ。(苦笑)　大反省・・

ソプラノはピッチに難が有った。昨日は別の仕事で、マウスピースをヤナギサワからまたサイズの小さいヴァンドレンに戻したのだけど、いとも簡単に解決してしまった。たったそれだけでリズムやフレージングも滑らかになるんだから不思議。

テナーのマウスピースはフランスのLebayleを現在使用しているが、ライブで使ったのは今回初めて。メタルなのにすごく渋い音質で、メンバーからもモニターがし辛いとのコメントを貰ってしまった。でも、今持ってる中では一番気に入った音がするから、暫らく我慢して使おう。そのうち吹きこなし方なんかが見えてくるかもしれないし。なんと言っても26,000円もした事だしね。(笑)

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