皆さんも経験した事があると思うのだが、雨の日は音があまり響かなかったり飛ばない感じがする。例えば「与作は木を切る~」(笑)をイメージしてもらいたいのだが、斧で木を打つ音は「コーン!」と伸びて山にコダマする。それは凄く空気が乾燥した状態。音が伸びて遠くまで響き渡る。
PAを使わずに「生音」で勝負をする場合、まず楽器自体の「鳴り」が重要である。NEW4というバンドは、ギターとベースはアンプを使っている。ドラムとサックスは楽器からダイレクトに音が出る。普通の状態でも、バランスを取る上で、「アンプを高い位置に置くか足元に置くか」「床や壁の材質は堅いか柔らかいか(これに関連したお店全体の鳴り方を「ハコ鳴り」という)」で聞こえ方が変わってくるのだが、雨などの湿気の多い日は、これまたバランスを取るのが更に難しくなってくる。
客席とステージでは、楽器によって音の飛び方や方向が違ってくる事から「モニター」と「バンドのバランス」とは全く別問題になる。サックスは基本的にベルの角度通り、前方・斜め45度ほど上向きに向かって音が飛んでいく。手元の鳴り方とは全く違うので、どういう風に観客に聞こえているかは想像するしかないのである。サウンド・チェックの際は、リズムセクションに演奏してもらい、僕は客席で吹きながら全体のバランスを聴き、その後、ギター・天野丘にシールドをギリギリまで伸ばしてもらって僕を含めた全体を聴いてもらう。ここまでやっても、客入りが(喜ばしい事に)良ければ、今度はお客さん達に音が吸われて、先程のサウンドチェックと全く違う響きになってしまう。
更に雨の日は湿気が多く、先ほどの説明の通り音が飛ばなくなる。お客さんだけではなく、空気そのものに音が吸われてしまう現象が起こる。すると、お店に反響した自分達の音を聴きながら演奏すると言う事が出来なくなる。モニターし辛い状態になり、相手の出方を聴きながら演奏するジャズにおいては致命傷とも言える状況なのである。僕のサックスの音は特に手元で鳴らずコモリ気味なので自分にとっても聞こえ辛い。僕の後に立っているメンバー達には尚更聞こえ辛いであろう。対処法としてはお店にエアコンでドライをかけてもらう事(笑)。でも、こんな事でも意外と効果がある。まぁ、ワガママなバンドであることには間違いないけどね。。(苦笑)
PAを使わずに「生音」で勝負をする場合、まず楽器自体の「鳴り」が重要である。NEW4というバンドは、ギターとベースはアンプを使っている。ドラムとサックスは楽器からダイレクトに音が出る。普通の状態でも、バランスを取る上で、「アンプを高い位置に置くか足元に置くか」「床や壁の材質は堅いか柔らかいか(これに関連したお店全体の鳴り方を「ハコ鳴り」という)」で聞こえ方が変わってくるのだが、雨などの湿気の多い日は、これまたバランスを取るのが更に難しくなってくる。
客席とステージでは、楽器によって音の飛び方や方向が違ってくる事から「モニター」と「バンドのバランス」とは全く別問題になる。サックスは基本的にベルの角度通り、前方・斜め45度ほど上向きに向かって音が飛んでいく。手元の鳴り方とは全く違うので、どういう風に観客に聞こえているかは想像するしかないのである。サウンド・チェックの際は、リズムセクションに演奏してもらい、僕は客席で吹きながら全体のバランスを聴き、その後、ギター・天野丘にシールドをギリギリまで伸ばしてもらって僕を含めた全体を聴いてもらう。ここまでやっても、客入りが(喜ばしい事に)良ければ、今度はお客さん達に音が吸われて、先程のサウンドチェックと全く違う響きになってしまう。
更に雨の日は湿気が多く、先ほどの説明の通り音が飛ばなくなる。お客さんだけではなく、空気そのものに音が吸われてしまう現象が起こる。すると、お店に反響した自分達の音を聴きながら演奏すると言う事が出来なくなる。モニターし辛い状態になり、相手の出方を聴きながら演奏するジャズにおいては致命傷とも言える状況なのである。僕のサックスの音は特に手元で鳴らずコモリ気味なので自分にとっても聞こえ辛い。僕の後に立っているメンバー達には尚更聞こえ辛いであろう。対処法としてはお店にエアコンでドライをかけてもらう事(笑)。でも、こんな事でも意外と効果がある。まぁ、ワガママなバンドであることには間違いないけどね。。(苦笑)
厨房の忙しさを知らない、王様のレストランの客です。^^
間違っても、
「ねえ、
今日の私はモニターしやすいワヨ」
などと、若手を逆ナンしないようにします。(こら)
もう一つ、ビバップフレーズの歌い方について、宮地さんほどの人でもまだご自分に満足でないという事、うーーん。
ひたすら名演というものを聴いて、まず好きなフレーズ、覚えやすいテーマなどを、クチでシャバダバ真似して歌って、弾いて、と、それを繰り返して体に覚えさせてますが、本当に歌えていれば、その人はどの楽器をやったとしてもある程度のところまではいけるわけで、はあーー..本当に深いですね。---と、私が言うな、と。
お答え、ありがとうございました。
一段高いステ-ジの時ってあれ邪魔です。でも必要なんですよね~。
②ステ-ジの左右に有るスピ-カ-
例えばギタ-が左端、ピアノが右端にあるのに右のスピ-カ-からギタ-左のスピ-カ-からピアノがハッキリ聞こえる時!ちゃんと真ん中で聞こえるか、楽器から聞こえて欲しいな~と…。
②のスピーカーに見えるのはやはりモニターです。そういう逆の楽器を聞こえるようにしてモニターしてるんです。ただ客席には一切聞こえてはいけないんですけどね、ホントは。(苦笑)
NEW4TETのリハを最初から聴く事って、あまりないのですけれど、レフトアローンでのライブの時は、早めにお店に入れてもらって、最初から聴く事が沢山あったので、音の入念なチェックのしかた、見て聴いて存じてます。そして、ハコによっての音の響き方(天井の高さ、材質、障害物、観客の位置、観客数などの影響)、知りました。
ありがたいことに、あまきゅ~師匠が、質問形式でアタクシの感じたままを答えさせ、それに対して、上記のような答えを、毎回与えてくれたから。
「今日は、これこれこういう理由で、音をそういうふうに感じるはずだ」
「今日は、これこれこういう理由で、ここに気をつけている」
って感じで。
アタクシも、その日の天候によって、フルートの鳴りが違うのは、身をもって知ってます。だから、その日の状態によって、頭部管を微調整したりするのですよね。
音に細心の注意を払って、最高の音を届けられるように気を配るバンド“NEW4TET”
出会えたことに、感謝です。
きっと、どのジャズバンドもアコースティックに拘る限り同じ事を考えていると思います。NEW4の前のクインテットの時も僕は気を遣っていましたしね。