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北海道・温泉めぐりの旅2017(道東編)/五日目・最終日

2017年10月27日 02時23分38秒 | 
最終日の朝、今日も早起きして温泉に浸かる。今日は独り占めというワケには行かず、お父さん達と良いお湯をシェアー。


お風呂から上がったら食堂へ。


今日もゆめぴりか。美味し。イクラが普通に食卓に上がる生活とも今日でお別れ。


道央に比べ、野菜がいまいちインパクトに欠ける道東に於いて、ここのサラダはベスト。ドレッシングもこだわってて美味い。

チェックアウトしたら、今日は遊覧船に乗って半島を海から眺めよう!熊の親子に出会えるかも!と意気揚々と港に行くと、ごった返す駐車場で、まず「ご予約は?」と聞かれ、え?必要なの??となり、更に「今日は海が荒れてますので、船が出るかどうか微妙です。」と言われ、あっけなく断念。仕方なく、陸からでも観れる「フレぺの滝」に向かう事に。


実は昨日も来たのだけど、熊が出たらしく封鎖されていた。ビビりながら森を進む。


道が開けて、安心する。


振り返ると、知床連山が。


到着。割と楽なトレッキング。


高所恐怖症の僕には辛い断崖絶壁。


で、滝は恐ろしく「チョロチョロ」と流れている。

さて、お次は本日のメインイベント、「知床五湖」のトレッキング。夏場は自家用車では入れずバスを利用するのだが、ラッキーな事に今日からその期間が終わり、マイカーで園地入口の駐車場に乗り入れ可能。


まずはフィールドハウスで入園料を支払い、入園許可書を貰い、レクチャーを受ける。


レクチャーの殆どが熊の生態に関して。
熊に出会わない様にする方法、熊に出会ってしまった時の対処法、甘い匂いのするものを持ち込まない…など。

で、入口に案内されて外に出たら…


なんか、流れで僕が先頭になってしまった。前方に誰も人は居ない。ヤバいぞ、コレは。

仕方ないので、さっきのレクチャーで教わった、手拍子を叩いたり、「ホウホウ!」と叫んだりしながら歩く。恥ずかしいけど、なんか先頭の役割みたいな空気で、後から付いて来る人達のプレッシャーを一身に浴び、熊の恐怖との板挟みになりながら、一人、滑稽な道化を演じている気分になる。「お前らもやらんかい!」と心の中で叫ばずにはいられなかった。こういう時、ずっと喋ってる、さんまちゃんみたいな人が欲しい。


まずは「五湖」到着。コースは五湖から逆に一湖を目指す。我々より前に人が居たのが何よりも嬉しかった。彼らが居るという事は、熊が居なかったというグッドニュースでもある。


続いて「四湖」到着。ここにはガイドさんも居て、更に安心。


山が少し近づいた。


10分ほどで次の「三湖」到着。




歩きながら、頭の中で「一湖、二湖、サンコン!」というオヤジギャグがリフレインして僕を悩ませた。


五分ほどで「二湖」が見えて来た。綺麗に連山が見渡せる。


撮影スポットは一寸した列。


夏山が湖に映って美しい。


そして、10分ほどでゴールの「一湖」到着。


「一湖」。


少し歩くと、高架木道の入口が有る。ここからは電気柵も張り巡らされ、熊に襲われる心配も無い。


ここが人気スポット。
中国人のおねぇちゃんが、ずっとポーズを取ってて中々写真撮り終らず、沢山のカメラマンがそれを狙ってる…が、おねぇちゃんがどいた瞬間に全員一斉にシャッターを切った。結局、皆さん、おねぇちゃんではなく、僕と同じくこの写真が撮りたかったのね。


出口までのんびりと木道を歩く。
途中、関西弁で喋りまくってるお爺ちゃんに遭遇。その話が結構面白くて笑ってしまった。自然の宝庫・世界遺産の知床までも「なんばグランド花月」に塗り替えられる関西人パワー。このお爺ちゃんが最初から先頭歩いてくれてたら、熊にビビる事も無かったのに…。

さて、お次は、車で砂利道を更に奥まで進み、「カムイワッカ湯の滝」へ向かう。

と、その途中…


おぉ!キタキツネ!


チッ!餌、くれねぇのかよ。。って感じで立ち去るキツネ。しかし、自然保護の観点から餌はあげられないのだよ。


「カムイワッカ湯の滝」到着!


下流はそれほど温かくないが、上流に行くほど温度が上がる。
この滝を登るためのゴム草履が近隣のホテルで売られてるのだが、僕の場合、江古田の百均で買ったゴム製のツッカケが意外や意外、大活躍。


滝の上流から見下ろす。海が見える。


上流は、まぁ「ぬるま湯」という感じだったが、てっぺんの滝つぼが落石のため立ち入り禁止となっており、途中まで割と若い女性がキャッキャ言いながら登って来るので、滝つぼが無い以上お湯に浸かる雰囲気ではないのだが、勇猛なオッチャンが一人だけ我関せず…というスタンスで浸かっていた。ここは立派な強酸性の硫黄泉。俺も浸かってみたかった!…が、そのスペースと勇気が無かった。

さて、そろそろ昼食の時間。泊まったホテルの方向に戻って、行きたかったレストランへ。


「知床海岸食堂」。泊まったホテルの目と鼻の先。
少し前にお話しした、大泉洋のチームナックスの番組でここが紹介されていた。


オシャレ過ぎます。しかも、ずっとBGMにクラブジャズが掛かっている。オホーツク海の水平線を眺め、クラブジャズを聴きながら、1曲構想が練り上がった。いずれ発表します。しかし、知床でクラブ系のアイディアが生まれるとは思わなかった…(笑)


熊と鹿の丼。2000円。ジビエ料理、何処かで食べたかったんだよね。カニ汁が普通に付いて来るし。流石!


左が熊肉で右が鹿肉。臭みは全く無く、それでも野性味溢れる味わい。美味しゅうございました。

食事を終えたが、まだお昼。フライトまで腐るほど時間が有るが、知床では出来うる限りの観光はしたので、ちょっと移動してみたくなった。ネット検索をしてみると、少し魅力的な場所が有った。


「能取(のとろ)岬」。現在地からは2時間ほどのドライブ。網走なので、空港の有る大空町にも近い。

出発すると、急激に天候が悪化して来て、やがて横殴りの雨となった。最後まで気が抜けないのが僕の旅だ。


能取岬到着。どんよりした天気だが、何とか雨は避けられた。

ここは、岬の灯台が有名で、その周りの放牧地帯で牛が放し飼いになってる風景が印象的で来てみた。しかし、天候が悪いせいか放牧はされていなかった。国内外の映画のロケ地としても有名らしく、中国人観光客がバスで大挙して押し寄せていた。また、東京に戻ってからではあるが、TVでジャニーズの嵐がやってるJALの「先得」のCMのロケ地でもある事が判明した。


その灯台、改修中につき…。


でも、エンジェルズ・ラダーが見られた。


自分が雨男で、たま~に良かったなと思えるのは、こういう景色が見られる事だ。

寒いし、やる事ないし、天気悪いし、取り敢えずは大空町に向かう事にした。


小雨振りしきる中、「ひがしもこと乳酪館」に到着。


ここでは、濃厚な牛乳とアイスクリームが楽しめる。最後の北海道牛乳アイス。


あ、窓の外に虹!
流石に、地元の人は見なれてるんだろうな…と思いきや、「あ、虹が出てるよ!」と店員の方も興奮気味。雨男・宮地、また今回も奇跡起しちゃいましたか。


外に出てみると、でっかい、真ん丸の完全なる虹の掛け橋。


すっげ~!しかもダブル・レインボウだし。去年の不思議な虹と同様の感動。

アイスと牛乳と巨大レインボウを堪能して空港に向かう。


空港は目の前。すっかり相棒となったデイズを停めて、次なる感動のシーン。


女満別に沈む夕陽。


昨日、知床で見た夕陽も美しかったけれど、雲と畑に挟まれた太陽のコントラストが新たな感動を呼ぶ。

去年味わったものとはまた別の、手つかずの自然による圧倒的な雄大さを味わえた旅だったなぁ。


畑の上を飛行機が飛んでゆく。あと少しでフライトの時間。帰りたくねぇ~。(笑)

車をレンタカー屋に返し、シャトルバスで空港に向かう。


空港にて最後の悪あがき。恋人との別れの様な気分だ。大丈夫、都会の絵の具に染まらないから!(笑)

北海道、今年も美味いメシと感動をありがとう!



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