広島県の山～比婆山系を歩きました。

　　　　　　（烏帽子山から比婆山に向かって歩く）

広島に住む陽さんの転勤で、荷物を持って引越し手伝いに行くことになりました。（１０月１０日）
せっかく広島に行くのなら山にも登らないとね～

陽さんの転勤先にも近く、ブナ林が素晴らしく、秋の花が多いという
比婆山（ひばやま～１２６４ｍ）に登りましょう！

コースは県民の森登山口～出雲峠～烏帽子山（えぼしやま～１２２５ｍ）～比婆山～
越原越（おっぱらごえ）～登山口です。

ここは広島でも山陰に近い方で、気温が低いのでしょう～県民の森ではすでに紅葉が始まっていました。
　　　

しばらくはカニコウモリなどを見ながら樹林帯を歩きます。
　　　

歩いて行く先々でいろいろな種類のきのこに出会いました。
ここできのこ観察会をしたいくらいです。
　　
　
　

突然、マツムシソウ咲く草原に出ました。
　　　

ヤマラッキョウや～
　　　
薄紫のセンブリも咲いていました。
　　　

なんとウメバチソウは花盛り！
　　　

注意して歩かないと踏んづけてしまいそうです。
　　　

ウメバチソウは雄しべ雌しべのパーツ、一つ一つが美しい！
　　　


草原を後にし出雲峠から本格的な登りとなり、やがて烏帽子山に着きました。
山頂には烏帽子の形をした岩がありました。
ここは草原状になっており、ヤマラッキョなどの花を眺めながら食事をしました。
　　　

いよいよ比婆山を目指します。
しばらくは素晴らしいブナの林の中を歩きます。
昔から神域として伐採されることがなく原生林のままのブナは国の天然記念物にも指定されているそうです。
　　

ブナの枯れ木には大きなシイタケみたいなきのこがびっしり！新旧交代もスムーズのようです。
　　　　　　　　　　

ユキザサにはこんな真っ赤な液果が付いていました。
　　　

比婆山山頂（御陵）に着きました。
　　　

ここは古事記に伊邪那美命（いざなみのみこと）を葬った山として記されており、
古来より信仰を集めていたとのことです。
周辺にはイチイ（栂）の木が多く、木の母の字意から神木とされていたそうです。
イチイの木の門、門栂（もんとが）
　　　

イチイの実は真っ赤な液果で美味しいのですが、種は有毒のために吐き出します。
イチイの変種とされるキャラボクによく似ています。（県民の森のイチイの実）
　　　　　


越原越から県民の森登山口まで戻りました。
いろいろな登山コースがあり、またよく整備されていますので、自分の持ち時間に合わせて楽しめそうです。
ブナの美林と神話の山、比婆山系で素晴らしい歩きができました。
　　　



ところで初めてみたこの花は～キクバヤマボクチ
　　　

平尾台や倉木山で見た、ハバヤマボクチに似ていますが、アザミのような草でした。
　　　


翌日登った吾妻山の記事は、後日アップの予定です。（いつになることやら）


ところで陽さんの引越し手伝いは～ちゃんと荷物を降ろしてお掃除して帰ってきましたよ～