雨の中のきのこ達

　　　　　　　　　　　　　　　　　（木の下のテングツルタケ？）


ここは佐賀市の森林公園～雨の中の散策です。







アジサイ（紫陽花～ユキノシタ科）は雨の中、元気です。
日本原産の植物で、梅雨時に咲く雨が大好きな花ですよね。
江戸時代にオランダ商館の医師として日本に滞在したシーボルトはこの花に魅せられ、
愛人の「お滝さん」の名前にちなんで学名の一部に「オタクサ」otaksa の名前を入れたとのこと
（でも実際にはシーボルトより前に学名がつけられていたため、それは採用されなかったらしい）
長崎には「オタクサ」という美味しいお菓子がありますよね～







アジサイの隣には、ハナショウブ園があります。
見頃を過ぎていましたが、咲いている花もありました。


こんな見事な花も、まだ見れました。
　　






梅雨時の花といえば、クチナシ（梔子～アカネ科）を忘れてはいけません。
実の口が開かないところから ”口無し”の名になった。
また、実にある突起部分をくちばしに見立てた「クチハシ」からの変化という説もあります。
実は黄色の着色剤として「たくあん」や「栗きんとん」などに利用されます。
花はよい香りがしますが、雨であんまり分からない（残念）







この木はナンキンハゼ（南京櫨～トウダイグサ科）～中国原産の庭園木でかなり野生化しています。
今は花の時期です。


近寄って見ると～穂状の黄色い花が見えます。ほとんどが雄花で根元付近に雌花があるそうです。
　
　　　　秋の白い実は、リースに利用します。






この大きな花はタイサンボク（泰山木～モクレン科）です。
北米中南部原産の庭園木で一つの花がホウノキのように大きい！
同じモクレン科のオオヤマレンゲは、今頃深山に咲いているのでしょうか？
　　






広い芝生には、ネジバナ（捩花～ラン科）の花があちこちに咲いていました。
なんでねじれているんでしょうね？
花がみな一方向に向けば茎が傾くので、花の方で工夫してわざとねじるように
花をつけるようになったとか～なるほどね！







そんな芝生の中には、きのこがいっぱい！
梅雨時の楽しみの一つ、きのこ観察をしましょう。
これはシバフタケ～文字通り、芝生に生えるきのこです。






これもシバフタケかな？






マッシュルームみたいな白いきのこは、ホコリタケの仲間です。






樹林帯に入ってもきのこが多い。
これはテングツルタケかな？








きのこに見えないこれもきのこです。シロヒメホウキタケ？






パンみたいなきのこは、ノウタケでしょう。







大型のきのこはコテングタケ？かな～など、きのこの同定は難しい！







まだまだきのこはありそうだけど、雨が強く降ってきました。
そろそろ帰りましょう！


梅雨時の公園散策もいいものです。