今度、鹿児島へバスで一緒に行く岡本正彰さんのアピールを掲載します。
岡本さんは、おかまささんで知られる「福島の子どもたちとつながる宇部の会」の中心メンバーです。
文中にあるように、重度の障害者です。
その立場から「原発事故避難と障害者」について、アピールしています。
岡本正彰さんのフェースブックは、下記です。
https://www.facebook.com/mottomottookamotto
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川内原発の再稼働に反対!
人災の原因である原発をなくし、障害者の困難軽減のために、鹿児島へ行きます
岡本 正彰 (宇部市)
私は3年前から、「福島の子どもたちとつながる宇部の会」のメンバーとして活動している。
この会は東日本大震災でおこった福島原発事故を受けて前代表が、「自閉症児とその御家族は健常者のようにスムーズに避難や保養が難しいので、宇部で支援しよう」と発起され、同志が集まったものである。
私は最初の保養プロジェクト以降メンバーになったのであるが、3年前の夏には7家族の保養を受け入れ、1週間宇部で過ごしていただいた。この年の年末にはそのうちの3家族が宇部に移住して来られ、その後はこの3家族をサポートすることも、会の活動目的となっている。この夏も、3家族の保養を受け入れた。
私はボランティア活動をしているが、自身も脳性麻痺アテトーゼ型の重度身体障害者である。
身体障害者も自閉症者、発達障害者、精神障害者と同様に避難、保養がままならない現実がある。それは平時においても、あらゆる場面でまだまだ障害者の受け入れがスムーズではないことに起因している。
平時においてそうであるのに、非常時において障害者が取り残されるのは明白である。先月の広島土砂災害においても、聴覚障害者に避難指示の連絡が遅れていたと報道されたことは、その裏付けとなる。
さらには非常時の行政の救助遅れ、混乱を正当化するためか、非常時の自助の大切さを強調し始めた。自助ができない重度障害者のことを全く無視している考えである。
だから、私は思う。
非常時にも障害者が困らない仕組みを作るのと同様に、非常時を出来るだけ作らないことが大切である。東日本大震災自体は防御困難な天災であるが、原発事故は人災である。事故後の処理や報道されているような不手際が問題ではなく、原発の存在そのものがあらゆる人災を招くのである。
人災による非常時を減らすために、まずは川内原発の再稼働に断固として反対する。
自分のために、全ての障害者の困難軽減のために、同志と鹿児島へ私は行く。
(9月15日)
参考
◯ 内閣府 第32回障がい者制度改革推進会議 平成23年5月23日(月)13:00~17:00料2-1
障害関連団体による災害救援活動の概要(1)
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_32/pdf/s1-2.pdf
◯ 【原発事故と障害者】バリアだらけの避難~田村市から京都に避難した鈴木絹江さんに聞く
http://no-border.co.jp/archives/25809/
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山口県から、上関原発白紙撤回のためにも鹿児島へ行きましょう!
鹿児島は、遠いから人は集まらないだろうという再稼働・原発推進者たちの思惑を跳ね返しましょう。
バスは、定員45名 1人 6000円
残席あります。詳細は、昨日のこのブログのチラシをご覧ください。
それにしても、今度の鹿児島のストップ川内原発のポスターは、見れば見るほどすばらしいですね。避難で逃げ惑う悪夢が(福島では現実だった)透かして描かれています。
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