この土日はステンドグラス教室の作品展があり
私は自分の出品作品の搬入やお手伝い等で3日間
山と会場を忙しく往復していたので
格下げされたノラにゃんの写真を撮ったり
じっくり観察したりすることができなかったのだが…
ノラは左遷された場所でも文句も言わず
黙々と朝食のカリカリを食べていた。(笑)
お~い、ノラくん!おはよう!
「あっ!オバサン…」 食器と置き場所が変わったけど…どう?
「ん…? ボク、別に気にしていませんよ」
「だって…ご飯さえあれば、どこでも同じです」
「あ~うんめえ~!」(笑)
そっかぁ~、ノラは気にしてないんだね…。
「えっ? 気にした方がいいですか?」 そりゃあ~少しは…ね。
だって、オジサンはノラに反省してもらうために
優しい声かけをするのもやめて
こうして待遇の格下げをしたみたいだよ!
「そうですか…そういうことだったんですか…」
「やれやれ…人間って、面倒くさい生き物ですね…」(笑)
「だからボク、ノラ猫として生きることを選んだんですけど…」
でも、人間とうまく付き合えば、良いことがあるかもよ!
「えっ? もっと良いことがあるんですか?」 …多分ね。
「ご飯だけじゃなく?」 そう、ご飯だけじゃなく…。
「たとえば…?」 そうね、あったかい寝床とか、ナデナデとか…。
「そっかぁ~、あったかい寝床かぁ~。ナデナデは要らないけど…」(笑)
「これから寒くなると、あったかい寝床は欲しいよなぁ~」
「オジサンとうまく付き合えば、それが手に入るのか…」
「でも、どうやって付き合えばいいのかなぁ~?」
「オバサン!ボク、一人になってよ~く考えてみます!」
そう言い残してノラにゃんはどこかへ帰って行った。
そして次の日は丸一日、なぜか姿を見せなかった。
オジサンが心配したのは言うまでもない。(笑)