今日は久し振りに友人たちと3人で食事をした。
彼女たちは昔の職場仲間で、40年来の長い付き合いだが
年に2~3回は定期的に会って
必ず精進料理を食べに行くことにしている。
名付けて”精進料理をいただく会”
前回は昨年11月だったので、約2か月ぶりの会となる今日は
総社市井山の宝福寺にある般若院というお寺の
精進料理をいただくことに…。
私たちが通された座敷の障子を開けると
畳敷きの廊下があり、大きなガラス窓の向こうには
よく手入れされたお庭が広がっていた。
まず最初に出てきたのはお抹茶とお菓子。
食前のこの一服がとても美味しかった。
お抹茶の後、用意されていたお膳にさっそく箸をつける。
次々に出てくるお料理…どれも優しい味で美味しかったが
特にごま豆腐は今まで食べた中で一番の味。
左の椀の中のご飯は、ほうじ茶で炊き込んだ茶飯。
右の香の物の中には、今年の干支にちなみ鶏の型抜きの蕪が…。
一品一品は少量でも、品数が多いので
食べ終わる頃には、お腹いっぱいで苦しいほどになる。(笑)
積もる話に花を咲かせながら
美味しい料理に舌鼓を打ちながら
楽しい時間はあっという間に経っていった。
「ごちそうさま」の後で、外のお庭を拝見させていただく。
白砂には美しく箒目が入っており
借景も含め、木々の手入れも行き届いていて
丹精込めたお庭造りのほどが窺われる。
イングリッシュガーデンもいいけど
やっぱり日本庭園は心が落ち着くね。
最後にこのお寺のご本尊である
千手観音像を拝観させていただいた。
ご住職の奥様によると
ここのお庭は秋の紅葉が素晴らしいらしい。
今度はぜひ秋に来たいね!…と
友人たちと話しながら、寺を後にした。