noriba-ba's garden

鳥もネコも生きるために食べる!

ようやく鬱陶しい梅雨が明けたと思ったら

すぐに8月になり、いよいよ本格的な夏が始まった。

今日も朝早くからセミの声が喧しい。

梅雨時にあれほど美しく咲き誇っていたアジサイも

すっかり色褪せてしまったが

この枯れた色合いもなかなか良い感じだ。

その横で、まだまだ頑張っているブルーのアジサイ。

白いアナベルも咲き始めのライムグリーンに戻って来た。

そして今頃になって咲き始めた柏葉アジサイ。

時間をかけて少しずつ少しずつ…開花し始めた。

これは柏葉アジサイによく似たリョウブの花。

頭上高く白い花をフワフワと咲かせているのは

シマトネリコの花。

樹木の花は派手さはないが…なかなかキレイだ。

そしてこの赤いのは花?それとも実?

ずーっとナナカマドの木だと思っていたのだが

どうも葉っぱの形状が違う気がするし

ナナカマドの花は白色で、赤い実は秋に成るはず…。

だとしたら、一体これは何の木?

わからないので、とりあえず宿題ということで…。(笑)

これはキウイを小振りにしたようなサルナシの実。

味もほとんどキウイと変わらない。

こちらはブラックベリーの実。

艶々とした赤い実が順調に大きくなっている。

もうすぐ黒く色づいたら収穫だ。

ブルーベリーの方はすでに収穫を始めているが

今年はムクドリだかヒヨドリだかが

人目を盗んでチャッカリ食べに来ているので

そうはさせまいと頑張ってはいるが

思ったほどは収穫が期待できそうにない。

何せ相手は空中攻撃なんだもの…敵うはずがない。(笑)

クリの実もだんだん大きくなって来た。

クリはイガイガで武装しているので

さすがの鳥もブルーベリーのようにはいかないだろう。

どうだ、参ったか!

…って、鳥に対抗意識を燃やしてどうする…(笑)

「そうそう、オバサン…大人げないですよ!」

ん、その声は…。

「はい!ボクですよ!可愛いノラくんです!」

それ、自分で言う?(笑)

「鳥さんだって、ボクと同じでお腹が空くんです。」

ま、そりゃあそうだけど…。

「だから、ブルーベリーの一つや二つぐらい…」

一つや二つじゃないよ…もっとたくさんだよ!

「例えたくさんだとしても…この際はボクの顔を立てて…」

顔を立てて…何?

「オバサン、ここは大人になりましょう!」

はっ?どういうこと?

「その歳で食いしん坊は、みっともないです!」(笑)

え~っ!何で…歳に関係ある?

「だって、オバサンは他に食べる物いっぱいあるじゃないですかぁ~」

答になってないけど…確かにそうだ。

「たとえば竹輪とか、煮干しとか、ギョ何とか、とか…」

それって、ノラくんの好きなものばかり…(笑)

「でも、鳥さんはブルーベリーしか無いんです!」

「おっと、いけない…ご飯こぼしちゃった!」(笑)

「だからオバサン、ボクはいいので…」

エッ!何がいいの?

「鳥さんにブルーベリーをあげて下さい!」

そうか、ノラくん優しいんだね!

「だって、同じ野性で暮らす仲間ですから…」

そうだね、同じ立場だよね…。

「ボクは竹輪や煮干しやギョ何とかで構いませんから…」

え~っ!結局そこ?(笑)

「はい、何か、問題でも…?」

いや、別に…。

こうしてブルーベリーの一件では

相変わらず上から目線なのは癪にさわるけど

ノラにゃんこに私の心の狭さを説教されてしまった。(笑)

そうね、鳥も生きて行くのに必死なんだよね。


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