先週末の山荘の朝、テラスから望む遠くの山々に
久し振りに美しい雲海が広がっていた。
山荘は標高400m弱の山頂にあるので
気象条件さえ合えば、さほど珍しい光景ではないのだが…
この日の雲海はいつも以上に大きくて迫力があった。
山の間に間に立ち込めた白い雲の波が
ゆっくりゆったり揺蕩いながら
次々刻々とさまざまに姿を変えていく様は
まるで瀬戸内海に浮かぶ島々の風景を見ているようだった。
あ~良いものを見せてもらった…としばし感動!
自然が創り出すこんな素晴らしい風景を
早朝の露天風呂に入りながら見ることができるなんて
何という贅沢…だから、山暮らしはやめられない。(笑)
そしてこの日は、もう一つ良いものを見ることができた。
「母さん、来てみ!」と、声を潜めて呼ぶオジサン。
その声に誘われて近くに行き
「ほれ…!」とオジサンが指さす方向の先に見えたのは…
何と…山荘に続く急な坂道を
トコトコと登って来るノラにゃんの姿だった。(笑)
オジサンは今まで2回目撃したことがあるが
私は初めて見るノラのご出勤風景だ。
そこで、気づかれないように遠くから息を潜めて
この記念すべき瞬間をズームで写真に収めたのだが…
やばい…ノラがこっちを見ている!(笑)
感づかれてしまったかな…?と一瞬思ったが
別に気にするふうでもなく歩き続けるノラにゃん。(笑)
そして何事もなかったように山荘の門をくぐって
いつものテラスへと向かって行った。
早朝5時57分、ノラのご出勤だ。(笑)
そうか、こんなふうにして毎朝やってくるんだ。
やあ~、良いものを見せてもらった…と、また感動!
何ともホッコリする…だから、ネコ食堂はやめられない。(笑)
その後、テラスを覗いてみると…
いるいる…いつものようにご飯を待っている。
やあ!ノラくん、おはよう!
「オバサン、さっきボクが来るところ見てたでしょ!」
う、うん…やっぱ、ばれてた?
「もうっ! 覗き見するなんて…感じ悪いです。」
すんませ~ん!もうしましぇ~ん!
「だったらお詫びに、朝ごはん大盛りでお願いします!」
エッ! 何でそうなるの…?(笑)