ノーやん日記パート2

雑草③

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 コニシキかオオニシキか、相撲の話ならすぐ判別つくが、雑草の世界になると見分けがむつかしい。公園内で採取した雑草の標本を生態観察同好会のメンバーで分担し、レポートを書くことになった。ぼくが分担したコニシキソウは、葉に斑点がない。「これちょっとちがうんとちゃう」と疑問を呈したところ、「オオニシキソウや」と先生が訂正した(写真左)。
 しかし、ネットで調べてみると、オオニキソウは葉も大きく、地を這わないようなので、「これまたちょっとちがうんとちゃうか」と思い、那須の畜産草地研究所というところに電話で聞いたところ、「ニシキソウ」だと思うという返事をもらって驚いた。コニシキもオオニシキも帰化植物。ニシキソウは在来種だそうだ。あらためて「日本帰化植物写真図鑑」という本を図書館で借りて調べているうちに、こんどはおなじトウダイグサ科の「チャボタイゲキ」ではないかと疑問を抱いた。そこで市の相談所にでかけ、M先生に「わけがわからなくなってきたので教えて下さい」と助けを求めた。
 「よっしゃ。葉が対生だからまずチャボタイゲキではない」といいながらルーペにあてて果実、茎、葉を見ると、うすい毛がはえている。ニシキソウは葉の表に斑点がないだけでなく果実は無毛というからどうも「ニシキソウ」でもないようだ。そこで、もういちど公園内を歩いて「ニシキソウ」らしき雑草を採取した。葉裏が赤い(写真中2つ)のと白い(右)のがあった。果実と葉に毛がない。M先生も首をひねって、「新種かもしれん。調べてみましょう」ということになった。
  イモなら、やまいも、さといも、じゃがいも、さつまいも、、、いろいろあってどれもおいしいが、食えもしない雑草のコニシキかオオニシキかニシキかは、どうでもいいことだ。ややこしい話にはまってしまった。ボランティアグループからもらった大きなさつまいもの炊き込みごはんがうまかった。
ほっこりとはぜてめでたしふかし藷 風生
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