ノーやん日記パート2

春は足踏み

 晴れのち曇り。寒さカムバック。日中小雪が舞う。暖房のきいた部屋で「大阪の俳人たち1」を読む。きょうは、高浜年尾(1900-1979)と日野草城(1901-1956)。年尾は虚子の長男。自らの生い立ちを「ホトトギス」に書いていてその抜粋を紹介している。年尾の命名は子規という。東京・神田生まれ。社会人になってから芦屋に居を定め会社勤めを辞めて俳句に専念した。小樽高商時代学友に伊藤整や小林多喜二がいたという。父親の虚子から「与年尾」と前書して、冬鴉をにくむ心は淋しきか/落葉松の林の眠り冬がらす を贈られたとか。親父にカラス扱いされていたとは可哀そう。年尾句―お遍路の美しければあはれなり/野遊の心足らへり雲とあり/海光の照り返したる朝桜。放蕩息子らしからぬ佳句。

 草城も生まれは東京。京大にすすむ。京大三高俳句会を創設。ホトトギスを除籍された。保険会社の神戸支店長。豊中の阪急岡町へ転居し、伊丹三樹彦、楠本健吉らと俳誌「まるめろ」を創刊。春の昼遠松風のきこえけり/いなづまにまばたきしたる枯木達/枕辺の春の灯は妻が消しぬ。千里俳句を指導していただいた花谷和子先生は桂信子さんとともに草城の弟子にあたる。句会のたびに草城の教えを伝授いただいた。草城句碑はわが服部緑地公園に四季と無季の5句があるという。春暁や人こそ知らね木々の雨/松風に誘はれて鳴く蝉一つ/秋の道日かげに入りて日に出でて/荒草の今は枯れつつ安らかに/見えぬ眼の方の眼鏡の玉も磨く
           春昼や雀のしゃべくり十羽ほど 龍尾
画像
画像
画像
(写真上中花舗の春花、下天神橋筋商店街の「ごちそうさん」PR幕)

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}商店街で声をかけたりティッシュペーパーチラシを配るところがあります。饅頭屋さんとジュエリー店は店先で声かけを励行しています。活気が感じられます。
fm
商店街や威勢の良い店主が声を掛ける市場がなくなりました。天神橋筋のような商店街が近所にあればいいのですが。
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}どこでも見たような商店街になってしまったのでしょうか。個性のない。
fm
春は足踏みしていますね。明日もそうらしいです。

最後の写真天神橋筋は初めてではない気がします。昔からの商店街への郷愁でしょうか。車優先社会からかわが町は「綺麗」にはなりました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「インポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事