ノーやん日記パート2

地を這う力つけてこそ

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 晴れ。労働者教育に力をつくされた故浜林正夫先生の「増補版イギリス市民革命史」を読む。本格的なイギリス史研究の学術書。近頃話題になることが多い「市民革命」のそもそもを知ろうと思って中之島図書館から借りたのだがちょっとレベルが高すぎる。「上位領主」「中間領主」とか「「ヨ-マン」「ジェントリ」とか「エーカー」とかいう単語の予備知識がない愚老にはついていけない。順番待ちする人はなさそうだがそこそこ読んで期限の日には返却しよう。

 古来、「革命」は若者が先導するものだった。老人が主導したという話は聞いたことがない。体力のない老人に革命力はないのか。これがきょうの愚老の根本的な問い。老人には杖ついても地べたを這いまわる力がある。世の正・不正を見極める口と力がある。吹けば飛ぶような権力者のへ理屈などに動じない老人力があるぞ。老人にこそ世をただす革命力がある。そう、ぼくはいいたい。昼はパスタ・ナポリタンで腹に力を入れる。

 午後、千里南公園を散策。沼杉(ラクウショウ)が根元から倒壊している姿を見た(写真下)。根の張りようが浅い。風力に負けて地べたから土を剥がして倒れている。根を張る力がなかったのか。根が匍匐している四阿付近の葦はびくともせず花穂を出している(写真上)。その差を見て「地中に根を張ってこそだなあ」。気候変動の影響で多発する自然災害にどう立ち向かうのか。日本の重大課題と思う。
          這う力つけねばならぬ葦の花 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}そういえば近頃学生運動はあるんでしょうかねえ。
fm
いつか若者が立ち上がる日がくるでしょうが、思い出すのは80歳くらいのお爺さんが安保反対の先頭に立っていたことです。知り合いのお爺さんですが、相変わらずだなと思いました。息子は赤旗を振り八高を追われました。いま息子はどうしているでしょうか。生きているのかな。
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