“ウルフ”の死去を悼む

　晴れ。けさも蝉の大合唱で目が覚める。東京都知事選挙は、予想通りの結果で面白くもなんともない。まあ、東京よお前もか、というところか。元防衛相の小池百合子氏は２９１万２６２８票の大量得票で、自公推薦の増田ひろや氏と野党４党推薦の鳥越俊太郎氏をそれぞれ１００万票以上大きく引き離して当選した。首都の知事は相変わらずウルトラタカ派が握ることになった。これも都民の選択。それにしても鳥越氏への個人攻撃はすごかったな。狙いは、野党共闘攻撃とひとつだろうが。

　元横綱千代の富士の九重親方が７月３１日夕刻、すいがんのため都内で亡くなった。６１歳だった。細身で筋肉質の体型で大型力士に立ち向かう「ウルフ」と慕われた。優勝回数は白鵬、大鵬に次ぎ３１回。１９８９年には国民栄誉賞を受賞した人気横綱だった。引退後、審判部長や巡業部長なども務めた。ＴＶの相撲解説はシャープで分かりやすかった。厳しくかつ優しさが感じられた。辣腕剛力の持ち主も身の病に勝てなかった。「父の娘に生まれて、幸せです」。梢さんのツイートにジンときた。合掌。

　きょうも青春１８切符の到着を待ち続ける。しびれ切らして郵便局に問い合わせる。午後３時までにお届けしますと言う返事だったが…４時になってやっとこさ届いた。
　　　　　　　　　　　　汗滂沱知事選終わり拍子抜け　昇龍子