生きもののようにユキヤナギ

　曇り。妻と娘は早朝、友人からもらった青春18きっぷを使ってびわこ・長浜方面へ出かけた。「きょうはちょっと寒いですね」同じ棟のＮさん「お～サムサム」。右目の帯状疱疹後神経痛が風に当たってチクチク再発する。自然、片目を閉じしかめっ面になる。「死ぬまで付き合わなしゃあないよ」と眼科医に言われたことを思い出す。近頃は痛いぐらいでへこたれてたまるかと思うようになったけど…。

　「オンリー・イエスタディ」のつづき。「第八章　誇大宣伝時代」を読む。日本ではいま、政権そのものが「アベノミクス」とやら「誇大宣伝時代」を演じている。うそ・いんぺい・ごまかしの大化粧の上に消費税10％増税、憲法九条改定…はっちゃかめっちゃかの危険な政治の橋を強引に渡ろうとしている。一連の選挙でけじめをつけねば。

　郵便局やスーパーや町内の用事やらけっこう忙しい。夫の介護で悩みいっぱいの老夫人、心臓の検査を医師に言われていつでもぽっくり逝きたいという独居老人。つい長い立ち話になる。昼はきつねうどん。メキシコ産アスパラガスと椎茸プラス。まちを歩くと楽しいね。ユキヤナギ満開（写真上）。まるで生き物のよう。自在に枝を伸ばして。乙女椿も満開近し（写真下）。ボケも満開。マンションのハクモクレンも満開や。あとはサクラさん。待ってまっせえ。
　　　　　　　　　　曇る日も子ども見守る雪柳　昇龍子