ものを食べても胸のところでつかえるという。「そんなことなかったのになあ」。ぼくは、食欲あり。お昼、和風パスタ。ゆんべの玉ネギの残りとニンニクをみじん切り、エノキの根を取ってバラし、オクラを刻んでオリーブ油で炒める。エノキに醤油を少し垂らす。刻んだハムと肉団子、バターひと匙を加える。そこへ湯がいたスパゲティを入れ、オリーブ油を落とし全体をガチャガチャ炒める。10分調理の“シュフ”をつとめる。
午後、妻の養生用にリンゴ、バナナ、菓子パン、和菓子類、ヤクルトを買いに走る。途中、音楽教室のＳさんに遭う。歯医者の帰りという。老人はみんな、医者通いや。千里みどりのさんぽみちは、まだ薄紅葉だが銀杏の実がポタポタ落ちて秋を覚える。南千里の公園花壇は、ユーフォルビア、シオンも長く咲いている。ユーフォルビアはトウダイグサ科の一年草。雑草のように育ち白い小花をながく咲かせる。シオンもヒメジョオンのような雑草風の花で長く咲く。キク科。十五夜草ともいう。市内へ用事で出かけ、西日がまちを黄金色に染める頃帰宅。今夜はニンジン、ピーマン、シロネギを使って豆腐チャンプル。主夫をつとめる。
銀杏の実解剖したくなる朝 龍尾
