西洋芝なんて雑草の類じゃないかと、軽く見ていたら大間違い。土起こしをし苦土石灰やマグアンプKも適量混ぜた土に種を播いたのですが、1週間経ってもなかなか発芽しません。ただ、芝生の中に「トヨナカ」という花文字が浮かぶよう段ボールを切り抜いて置いた周囲だけ、ひげのように生えたので首をひねりました。結局は、この夏の日照りで朝の潅水も午後には乾いてしまい、発芽できなかったのです。種の追い播きをして水遣りのあと、寒冷紗を覆ったところ、見事に発芽しました。「潅水のとき種が流れたのでは」いや「覆土しなかったからだ」など諸説飛び交いましたが、「水」がカギだったことが分り一件落着。勉強になりました。しょむない話かもしれませんがなにかのお役にたてばと思います。
いちいちの人に茶運ぶ秋の園 虚子