きのう、千里南公園の梅花があちこち膨らんでいた。ピンクを一輪みつけた(写真上)。春ですねぇ。踊って見ませんか。と、行きたいところだけど千里の皆々様はお行儀よい。たった一輪でも踊るのは先進的と思うのだが…。恥ずかしさが先に立つ。大阪城公園の梅林は花見時になると飲めや踊れやのちゃんちき騒ぎやのになあ。恥ずかしさを捨てるのが大阪人の真骨頂のはずやのになあ。河内や泉州かて、たった一輪で踊るのはアホや言うんかなァ。
早朝、外へ出て月を仰ぐ。一句浮かばんかなあ。春の月。毛糸の帽子を被っているので右脳の痛みは出ない。大雪に見舞われている地方と同じはずなのに温そうでソフトなお月さんや。マンションの上に少し黄身がかった反射光をレースのような白い雲の上から降り注いでいる。なにごともないように季が動いている。
梅一輪シャンソンにのり踊りでん 愚老
病む脳を宥めるごとく春の月 同
