花の種まき

　きょうは曇り空で風があり涼しい。ときどき雨がぱらつく。花壇に出て花がら摘みをしていると、美女が足をとめて話しかけてきた。「いつもお花を楽しませていただいてありがとうございます。なにもせずただ見るだけですが」。つい、返事も畏まって「ありがとうございます。そういっていただくのがなによりです」。「ナデシコもいいですね」「はい。カラナデシコというそうです」。「ストックも長く咲くいいお花ですね」「はい。長居公園の植物園には見事な花壇がありますよ」。花に詳しい女性だった。愛犬をベビーカーに乗せて立ち去った。

　午前中、ボランティアメンバーで花の種まきをする。ペチュニア、マリ－ゴールド、ケイトウ、ジニア、サイプレスパインなど。セルトレイとピートバンを使って約300粒。メンバーのＭさんから提供いただいた農業用ビニールで覆った。育苗ハウスがほしいところだがむつかしいだろう。

　愚妻が仙台で同窓会があるというので家事いっさいはぼくの仕事。電車を使って吹田まで買い物に。厚揚げ、薄揚げ、生姜、卵、ネギとかわざわざ吹田まで行かんでもいいもん買うて帰る。一円でも安いもんをという考え方が染みついたらしい。

雨というほどでもなき雨種潤む　愚句
種をまく頃よく雨の降り給う　同
鶏頭よ点の種から炎たて　同