それとは別に気になることがある。新千里西町に今春オープンした北消防署新千里出張所の「救命力世界一宣言」の垂れ幕のこと。なにを根拠にそんな大ぼら吹くのかな、と。調べてみた。わがまちは、市民や事業者の救命講習修了者が人口比で2.20%と全国トップレベルにあり、市民の救命意識が高いそうな。加えて救急車台数、高規格救急車台数、救急救命士数も市域面積に占める割合が全国トップレベルという。さらに、二次医療圏には高度な救命措置を行う医療機関が充実しており、千里救命救急センターのドクターカーも起動している。市の救命講習にはわが輩も2回ほど参加したよ。
諸条件が優れているというだけではない。実績としても豊中の救命率は23.7%と米国の7.9%、スウェーデンの7.3%、シアトルの16.3%の群を抜いているそうや。救急車の現場までの到着時間は4.2分と、これまたすごいことらしい。人命救助にいのちを賭ける消防士のみなさん、ありがとさん。他県の一部に起きたいじめ事件を耳にすると悲しくなるけど、こういう事実を知ると有能な署員をもつ豊中市民でよかったなあと思うよ。豊中は手塚治さんはじめすぐれた文化人を輩出している。そのおこぼれを頂いて俳人修行を続けようか。
夜更けて消防車ゆく鐘悲し 昇龍子
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ノーやん
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