竹の花が咲いたニュース

　晴れのち一時しぐれ。寒い。千里局花壇の当番日。自転車で走りながらハックションを頻発。「きょうは寒いでんな」。ユリノキとケヤキの落ち葉を掃く。掃いたらすぐ枯葉が舞い落ちる。「切りないな」。ぶつぶつ言っていると、「もしもし、ここの花壇は市有地ですがどこが管理してまんの」「ボランティアですわ」「ボランティアですか。私、じつは昔ここでCO2の測定してましてん」「へえそうでっか」「いまは民間に委託してまっけどな」「はい、いまは無人です」。

　先日、TVで１２０年ぶりに竹の花が咲いたというニュースをやっていた。神戸かどっかの話やった。「種子の話」のつづきだが真竹は１２０年程度、孟宗竹は６０～７０年に一度花を咲かせ種子を実らせて死ぬという。竹は成長が早くCO2吸収のすごい力をもっている。竹の花はまだ見たことがない。

　竹は木か草かと問えばイネ科の草本とされる。人の生活にも環境保護にも有用な竹林。上新田・千里は竹林の丘陵地帯。あちこち伐採されたがまだところどころ残っている。その保全に行政はもっと積極的に対応してほしいね。写真上=上新田の孟宗竹、下=二ノ切公園・バラ園のバラ。

追記：帰宅したら米大統領選挙で共和党のトランプ氏がクリントン氏を破って８年ぶりに共和党政権が返り咲いたという。驚かないが、アメリカ政治・経済・社会の行き詰まりの象徴だろう。核兵器のない世界をめざす諸国民との矛盾に直面するだろう。トランプ現象に翻弄されない日本の非核と平和への道をすすむ主体性が問われることになろう。
　　　　　　竹林の凸凹みちをくさめして　昇龍子