蝉声を聞きながら老化した頭を笑わせる。漢字の読みは複雑や。「青物市場」は「アオモノイチバ」と読むが「青果市場」は「セイカシジョウ」と読む。「大鼓」は「オオツヅミ」と読むが「太鼓」は「タイコ」と読む。「大豆」は「ダイズ」と読むが「小豆」は「アズキ」と読み「小豆島」は「ショードシマ」と読む。棋士は「中飛」を「ナカビシャ」の音読みで「チュウヒ」と読むが野球ファンは「センターフライ」と読む。なんでやねんと外国人に理由を聞かれてもちとむつかしい。
適当な漢字が見あたらず苦心の作で「熟字訓」というのがある。「五月雨」(サミダレ)「時雨」(シグレ)「紅葉」(モミジ)「土産」(ミヤゲ) …。う~ん。うまいこと“造語”したなあ。
「借訓」というのもある。別の意味に使っていた漢字を強引にその意味に使うてしまう。たとえば「咲」は中国では「笑う」という意味をもつ。それを日本語では「花が開く」意味で「咲」にした。「稼」「柏」「鮎」も「借訓」やて。「借訓」ではないが、日本人の造語技はひじょうにすぐれている。「網走逃亡」と書いて何と読むか。「アラン・ドロン」や。きょうのお天気は「空 気母」(ソラ キママ)。本日はここまで(写真はきょうの花壇のジニア)。
ようやっと静けさ戻る秋の蝉 愚老
水やりの腕に秋の蚊音させず 同
虫集くマンション街の草と草 同
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ノーやん
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