まちはしだいに錦めく

　雨が降ったりやんだり。カシワバアジサイをビニールポットから鉢に移す。クリスマスローズはプラの鉢に入れる。和泉の友人から送ってもらった蜜柑をひとつ半分胴切りして出窓のハーブのプランターにさす。メジロを誘ったつもり。ヒヨドリもカラスも来ない。しばらくようすをみよう。いまは亡き名古屋の婆さんからもらったアロエが胸の高さほどに生長し、ベランダの駄温鉢にヒビが入っている。亡母の命日は1994年11月7日だからまる20年になる。すごい生命力や。胃腸の調子が悪い時、傷を負ったとき世話になっている。ありがたい植物や。鉢の大きさのことを考えんといかんぞ。昼前、卵と牛乳、ウィスキー、ベーコンを買いにスーパーへ。

　雨上がりのまちがしだいに錦絵のようになりだした。秋深しやなあ。錦に彩る京のまちを愛でつつ友人たちと杯を交わしたいもんや。それも伏見の「千年」「万年」で。

　三連休はあいにく雨もよい。出雲からお帰りの神さん、これはどういうことですかいな。写真上下とも南千里桃山台と竹見台界隈の桜・銀杏紅葉。
　　　　　　　　　　　　　　　秋気満つまちを錦に染め上げつ　昇龍子