ノーやん日記パート2

ヘルペス60日

 きのうでヘルペス60日。頭と眼のズッキンズキズキチクチクの痛みは少し弱まった感じ。外へ出てみると寒さも少しやわらいでいる。しかしこうしてパソコンに向かうと痛みが強くなってくる。「このまま後遺症として残らないか心配です」と麻酔科のドクターに言うと、「あなたのは重症感がありますね」「最善のことをしていますから」という。ベッドに寝て首根っこにブスっと注射を打たれる。色んな痛みを訴える患者がズラリ10人ばかりベッドに寝ている。
 いまのままでは正月も寝たきりになりそうだ。お酒も飲めず餅も食えずとはなさけない。しかしがんばって出歩けるようにしたい。この2か月あまり花づくりも句づくりもしていない。「痛い痛いと寝てばかりいてもつまらんでしょう。たまには外へ出ていい景色を見て吟行してはいかがですか」。俳句仲間からあたたかい励ましも頂いている。
 陰暦の12月25日(陽暦では1月17日)は蕪村が亡くなった日。いまのぼくより一歳若かった。病に伏しながら詠んだ辞世の句は、
しら梅に明くる夜ばかりとなりにけり
ほんとうの詩人の魂はこういうものだろう。口から出るのは「痛い、痛い」ばっかり。これでは句にもならんもんね。苦、苦、苦っ…
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