ノーやん日記パート2

鯉幟

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 きょうも薄雲がはる。陽ざしが強く暑い。午前中花壇のハボタンを35コほど撤去。2~3株にアブラムシ風の害虫がついていた。通りがかる女性が「ハボタンは抜けましたか」「はい」。空き地ができてちょっとさびしいかな。パンジー・ビオラとマーガレットの花がらも多い。目につく雑草も引いて水やりをする。汗がでる。

 お昼はかけそば一杯。洗濯糊と玉ねぎの買い物ついでに千里南公園へ。若葉が日ごとに増え野鳥の囀りが嬉々としている。ピイピイピーピイッ~(4音節)。チイチョチイチョチッ(3音節)。きょうは人が少ない。子ども連れはチラホラ。老人の方が多い。孫の手を引いて散策する人も。池の北端にある一茶の句碑横(写真上)で一休み。発泡酒を飲む。

痩せかへるまけるな一茶是に有
 
 南千里に住む拓本家が善光寺にある一茶直筆の短冊(真蹟)から採った句碑。ぼくは数年前、ある俳句誌に9回、「大阪の一茶『西国紀行』を訪ねて」を連載していただいたことがある。その折にこの句碑の主を探していたところ、まったく偶然に句碑製作者に出会い、経緯を知った。ちなみに大阪には一茶の句碑は5か所ある。一茶は大江丸をはじめ多くの在坂俳人と交流し、いわゆる「一茶調」をつくりあげた。一茶全集を読むと一茶はしきりに大坂弁をメモッていた。ぼくは驚いた。

 一茶は晩婚で子どもができたがあいついで失う不幸に見舞われた。最愛の長女さとのことは「おらが春」に赤裸々に詠われている。

 子どもは宝。その考えは間違っているのか。日本は確実に少子化社会に突き進んでいる。Aマンションに鯉幟があがった(写真下)。風はたよりなく子どももみあたらない。

葉牡丹を抜いて薄着の夏立てり 愚句
子どもよべ砂場に垂れる鯉幟 同

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}一茶が来坂したのは、いまの大阪市内と羽曳野・藤井寺・堺・高石という南部で千里には足を伸ばしていません。南千里の拓本家が退職金をはたいて、あちこちの有名な詩歌の碑をこの公園に建立したなかに一茶の句碑もあるということです。それ以外の句碑は、一茶が実際に訪れた場所にあります。
fm
面白いです。意外です。一茶と千里とどういう縁があるのでしょう。
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