ノーやん日記パート2

服部緑地の梅林・紅梅

 どんより曇り。あったか。梅日和。午前中、成川武夫さんの「芭蕉とユーモア」第六章「蕉風ユーモアの諸相」を読む。谷木因と“狂句商い”の旅に出た大垣以降の、芭蕉の句調に大きな変化あったと分析する。明けぼのや白魚しろきこと一寸/海暮れて鴨の声ほのかに白し/春なれや名もなき山の薄霞/山路来て何やらゆかし菫草/辛崎の松は花より朧にて…。これらの句は自然描写でありながら「内包的暗示的に」笑いをかもしだしている、と。なかなか哲学的な見立てや。門人杜国を連れ立っての「笈の小文」の旅、曽良との五か月にわたる「奥の細道」の旅に見る笑いの哲学的分析にも脱帽。お昼は、一つ25円の即席ラーメンにキムチを少々。

 午後、市役所ロビーで「とよっぴ-展」をやっているというのででかける。学校給食の残飯と街路樹の剪定枝を使って土壌改良材を頒布し循環型社会をめざしているNPO法人の展示。市内37校の給食パンの一日分の食べ残しがなんと600キログラムも。もったいないなあ。わが市は再利用しているだけましかもしれん。考えさせられるね。理事長さん手づくりの檸檬のお菓子ピールをいただく。おいしかった。ビールと勘違いしていた。

 服部緑地公園の梅林にたちよる(写真上中下)。保育園か幼稚園の園児が梅見に来ていた。ここは紅梅が多い。と言っても濃紅、薄紅、中紅種々雑多。歩くと梅の香が漂いなんともいえん。幸せだなあ~ぼくは。と、思いきやくしゃみが止まらん。PM2.5や。
          梅林に花見顔なる烏かな 龍尾
          黒きこと鼻毛一寸霾りぬ 同
画像
画像
画像

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}もちろん、芭蕉の菜畑に花見顔なる雀かなのパロディです。花札のババになりますか。
fm
「梅林に花見顔なる烏かな」

烏は気取り屋でもあるのですね。梅に鶯でなくて梅に烏すか。花札になりますね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「インポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事